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ゴヌク「もう大丈夫です!あ、肩濡らしちゃってすみません…」
顔を上げたゴヌクくんは少し涙の跡が残っているが、すっきりとした表情にはなっていた
『また何かあればいつでも肩貸すよ!』
ゴヌク「かっけぇ笑」
あなたのほうがかっこいいです
『メイク取れちゃったね…』
カバンからティッシュを取り出し黒く滲んでいる部分を拭く
ゴヌク「Aさんにはかっこ悪いとこ見せたくなかったのに…」
泣いたのが恥ずかしくなったのか拭いてるのに顔がどんどん下がっていく
あーあー
拭けないじゃん
『じゃあ今かっこいい顔見せてよ』
バッて顔を上げたと思ったらキリってした表情を見せてくれた
でも…
『ふふふっ。顔はかっこいいのにメイクが滲んでるから…』
ゴヌク「あーもう!今日はダメです!次会った時に期待しててください!」
口をアヒルみたいに膨らませて拗ねた声を出す
いつも見て思うがゴヌクくんは百面相みたいにコロコロ表情が変わるからかわいい
軽くメイクを直してあげてベンチを立つ
ゴヌクくんはこの後打ち上げらしいのでここでバイバイだ
『じゃあ、また学校でね!』
ゴヌク「はい!今日はありがとうございました!」
礼儀正しい後輩ゴヌクくんはお呼び出しの電話がかかってきて、頭を下げながら走って戻って行った
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のあ - リッキーどしたw (8月15日 17時) (レス) @page29 id: 034e6a45ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花束 | 作成日時:2023年5月8日 10時