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ゴヌクくん達は惜しくも2位だった
ステージで表彰されているサークルの人達はすごい嬉しそうだけど、ゴヌクくん1人だけ違う表情をしている
ソユ「ゴヌクすごい悔しそうね…」
『本当にね…』
ソユも私と同じことを思っていたみたいだ
見たことのないゴヌクくんの表情に私の心も少し複雑になる
2位はすごい嬉しいことなのに手放しで喜んじゃいけないような…
表彰も終わりそろそろ帰ろうかとソユと席を立つ時にカトクがきた
『ソユ！ごめん！用事できたから先に帰るわ』
そのカトクを見てすぐに私は会場の外の人気のないベンチに向かった
そこには私を見つけいつも通りの笑顔で手を振るゴヌクくんがいた
ゴヌク「来てくれてありがとうございます」
いつも通りのゴヌクくんだと思ってたけど、近くで見ると全然違う見た目に少しドキドキする
舞台用のメイクにセットされた髪型
普段前髪を下ろしているから、前髪を上げたゴヌクくんに全く見慣れない…
かっこよすぎでしょ…
『…2位おめでとう！ゴヌクくんすごいかっこよかった！』
ゴヌク「ありがとうございます」
先ほどの悔しい表情を見たあとだからか、少しおめでとうを言うのを躊躇ってしまったが嬉しそうなゴヌクくんの表情を見てホッとする
ゴヌク「僕Aさんすぐに見つけましたよ笑」
やっぱり目合ったのは気のせいじゃなかったんだ
『私もゴヌクくんすぐにわかったよ。ダンスすごい上手なんだね』
ありきたりな言葉しか言えない自分の語彙力が悲しい…
あの感動を本人に伝えたいのに
ゴヌク「そりゃあ、頑張りましたもん……」
そう言うと下を向いてしまった
その顔の下の木のベンチにポタポタと涙のシミができていく
ゴヌク「……っ！？」
どうしよう
私も自分の行動にゴヌクくん同様びっくりしております
思わず抱きしめてしまったのだ…
背中をトントンと優しく叩き慰めるが一向に反応がない
嫌…だったかな…？
……っ！？
ゴヌク「もう少し……このままでお願いします…」
少し離れてゴヌクくんの表情を確認しようとしたら私の背中に大きな腕が周りホールドされた
肩を振るわせ静かに泣くゴヌクくんの悔しさは私にも伝わってくる
それだけ頑張ったのだろう
また大きな背中を優しくトントントンと叩いた
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のあ - リッキーどしたw (8月15日 17時) (
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作者名：花束 | 作成日時：2023年5月8日 10時
