55 < Side O > ページ6
取りあえず櫻井があんまりうるさいので連載記事の校正をやらせた。
これでひとまず静かになるだろうと思っていたのに・・・。
「大野さ〜ん・・・」
櫻井がコソコソと小声で俺を呼ぶ。
でも面倒なので無視。
「大野さ〜ん・・・聞こえてるんですよね？」
それでも無視。
「オムライスは好きですか？」
徹底的に無視。
「俺はオムライスが一番好きなんですよ？
知らなかったでしょ〜？」
完全に無視。
「会社の近くにオムライスの美味い洋食屋を見つけたんですけど、一緒に行きませんか〜？」
どうしてこんなに無視してもコイツはめげないんだ？
「お前なあ！
さっきから隣でブツブツうるせえんだよ！さっさと仕事しろよっ」
とうとう怒り爆発。
でも櫻井はやっぱりめげない。
「仕事ならちゃんとやってます。
校正はもう終わりました。
俺は大野さんと仲良くなるのも仕事の一環だと思ってるんです！！」
櫻井が赤入れした原稿をバーンと突き出す。
思わずチッと舌打ちした。
「大野さん今からお昼ですよね！？
では参りましょう」
原稿チェックが一段落しタバコでも吸いに行くかと席を立つと、待ってましたと言わんばかりに櫻井が俺の手を引く。
「はあ？
腹減ってねえし！
俺はいつも昼飯は食わねえんだよ」
その手を振り解こうとすると、逆にガシッと強く握られてしまった。
「大野さん・・・それはいけません。
なぜならば昼からも我々人間は活動しますから、脳のエネルギー源となるブドウ糖を食事から摂取することが大事だからです。
そのためには糖質を摂らねばなりません。
つまり炭水化物です。
大野さんが疲れやすい体質なのはきっと・・・」
「わぁーった！！」
どうでもいいことをくどくど力説する櫻井にストップをかけた。
「俺の言いたいこと、少しはご理解いただけたでしょうか？
全ては大野さんのためなんですよ？」
「ああ・・・」
「では参りましょう。美味いオムライスを食べに」
誰かコイツをどうにかしてくれ！
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なつ(プロフ) - 優子さん» 優子さん、おはようございます！翔くん、いよいよ智くんに詰め寄りました。これから先輩に語ってもらいますよ♪ (2016年7月5日 8時) (
レス) id: c9214b2a41 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - しるひさん» しるひさん、おはようございます！真相はこれから本人の口から語ってもらうのでお楽しみに〜♪ババ抜きは相葉くんのミラクルがツボでした！ほんとうに奇跡を呼ぶ男ですね。社長と秘書の対決も素敵でした。 (2016年7月5日 8時) (レス) id: c9214b2a41 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。翔ちゃん大丈夫かな？ (2016年7月3日 17時) (レス) id: 236f8458a9 (このIDを非表示/違反報告)
しるひ - や、さとちの事なら何でも知ってるしょお君からの愛のある突っ込み付での直接対決が見たかったなぁ。まぁ秘書との遣り取りが素直過ぎて(←あんた本当に35歳か?)劇可愛いから忘れかけてたけどもね＾＾出来れば決勝に進出してほしかった♪ (2016年7月1日 9時) (レス) id: 7af92dadea (このIDを非表示/違反報告)
しるひ - あららぁ、本当にチューしたのかな?!何かしょお君先輩が自分にチューしたって勝手に思い込んでますけど早合点になんなきゃいいけど…。VSババ抜き初っ端のあーばちゃんのやらかしが面白くってあぁ、ミラクルな人なんだなと思った。出来ればさとち専用メンタリストにのみ (2016年7月1日 9時) (レス) id: 7af92dadea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつ
| 作成日時：2016年6月10日 12時
