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意気揚々と再び花図鑑に目を落とし、また一つマシュマロをパクッと頬張る。
花と一口に言ってもそれは多種多様で、アサガオのような一年草やカーネーションのような宿根草、そしてスイセンのような球根類・・・などなど、その分類を覚えるだけでも一苦労。
しかも花によって植え付け期も開花期も違うし、日向たを好むとか半日陰が適しているなど様々だった・・・。
昔から勉強は苦にならない。
暗記もどちらかと言えば得意なほうだ。
でもどうしてもガーデニングに対して抵抗があって覚えようとしなかった。
もともと文芸誌を目指していたプライドが変に邪魔をしていたからだ。
大野さんの部屋に泊めてもらった夜。
彼は俺に花の名前をたくさん教えてくれた。
俺はそれがすごく嬉しかったし、そんな大野さんを単純にカッコいいと思った。
「頑張ろうっと・・・」
大好きな大野さんに認められるためにも。
そうやってしばらく花図鑑を黙々と読み、大事な箇所はメモしていると、大野さんが打ち合わせから戻ってきた。
「あ、大野さん、お疲れ様です。
おかえりなさい」
「ああ・・・」
大野さんはチラッと俺を一瞥するとカバンをデスクに置いて椅子に腰かけた。
あの夜、大野さんは俺に『ホントに分かりやすい優等生だな』と言って大笑いした。
何がそんなに可笑しかったのかはよく分からなかったけど、とにかくその時の俺がツボだったらしい。
しかも自家製の薬味を乗っけた冷奴まで食べさせてくれた。
本当に大野さんが優しくて・・・。
これで少し距離が近付けたと俺は勝手に心を躍らせていた。
が、しかし。
翌日にはいつもの仏頂面に不機嫌そうなオーラを漂わせ、徹底的に俺を無視。
通常運転な大野さんに俺が忍び泣いたのは言うに及ばない・・・。
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なつ(プロフ) - 優子さん» 優子さん、おはようございます！翔くん、いよいよ智くんに詰め寄りました。これから先輩に語ってもらいますよ♪ (2016年7月5日 8時) (
レス) id: c9214b2a41 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - しるひさん» しるひさん、おはようございます！真相はこれから本人の口から語ってもらうのでお楽しみに〜♪ババ抜きは相葉くんのミラクルがツボでした！ほんとうに奇跡を呼ぶ男ですね。社長と秘書の対決も素敵でした。 (2016年7月5日 8時) (レス) id: c9214b2a41 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。翔ちゃん大丈夫かな？ (2016年7月3日 17時) (レス) id: 236f8458a9 (このIDを非表示/違反報告)
しるひ - や、さとちの事なら何でも知ってるしょお君からの愛のある突っ込み付での直接対決が見たかったなぁ。まぁ秘書との遣り取りが素直過ぎて(←あんた本当に35歳か?)劇可愛いから忘れかけてたけどもね＾＾出来れば決勝に進出してほしかった♪ (2016年7月1日 9時) (レス) id: 7af92dadea (このIDを非表示/違反報告)
しるひ - あららぁ、本当にチューしたのかな?!何かしょお君先輩が自分にチューしたって勝手に思い込んでますけど早合点になんなきゃいいけど…。VSババ抜き初っ端のあーばちゃんのやらかしが面白くってあぁ、ミラクルな人なんだなと思った。出来ればさとち専用メンタリストにのみ (2016年7月1日 9時) (レス) id: 7af92dadea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつ
| 作成日時：2016年6月10日 12時
