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「それから！」
コーヒーにミルクを入れていると、大野さんが鋭い目つきで俺を見た。
思わずビクッとしてミルクを零しそうになった。
「・・・なんでしょう？」
「金輪際、社内で勝手に俺に触れるな！」
「もしかして迷惑でした？」
「当たり前だろうが！」
それで怒ってたって訳か。
「では社外で、最初に断りを入れてからだとオッケーってことですか？」
「お前・・・」
「あー、冗談です！
金輪際、大野さんに触れるようなことは一切しませんからご安心下さい」
「分かったならそれでいい・・・」
大野さんが仏頂面でコーヒーを口に運ぶ。
俺もミルクを入れた茶色のコーヒーを口に含む。
まろやかなその口当たりにほっと一息吐いた。
「お前、ブラックじゃねえの？」
「はい・・・昔からブラックがどうも苦手で。
カフェオレだと飲めるんですけど・・・」
「ふうん・・・」
それから大野さんは、しばらく俺をじっと見て一言。
「お前、子どもだな」
そして優しげな顔をしてクスッと笑ったのだ。
初めて見た大野さんの笑顔。
眉をふにゃって下げて・・・天使みたいに。
いつも不機嫌そうで仏頂面で、俺を無視するか怒鳴るしかしない人なのに・・・。
「大野さん・・・今笑いましたよね？」
「笑ってねえし・・・」
「いや、確かに笑いました。天使のような微笑みで」
こんな顔、俺、初めて見たよ・・・。
でも大野さんはまたすぐ不機嫌そうな顔をした。
なんだろう、この感じ。
すっげードキドキする。
今の笑った顔、出来ることなら独り占めしたいって思ってしまうのはどうしてだろう・・・。
ああ、そっか。
俺、大野さんのこと好きなんだ・・・。
ガヤガヤと騒がしいランチタイムの洋食屋。
そんな喧噪も気にならないくらい、今の俺、大野さんに夢中になってる。
一度自覚してしまえば、好きな気持ちは加速度を付けて大きくなった。
大野さんはそんな俺の気持ちなんて知る由もなく、いつもの仏頂面でコーヒーを飲んでいた。
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なつ(プロフ) - 優子さん» 優子さん、おはようございます！翔くん、いよいよ智くんに詰め寄りました。これから先輩に語ってもらいますよ♪ (2016年7月5日 8時) (
レス) id: c9214b2a41 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - しるひさん» しるひさん、おはようございます！真相はこれから本人の口から語ってもらうのでお楽しみに〜♪ババ抜きは相葉くんのミラクルがツボでした！ほんとうに奇跡を呼ぶ男ですね。社長と秘書の対決も素敵でした。 (2016年7月5日 8時) (レス) id: c9214b2a41 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。翔ちゃん大丈夫かな？ (2016年7月3日 17時) (レス) id: 236f8458a9 (このIDを非表示/違反報告)
しるひ - や、さとちの事なら何でも知ってるしょお君からの愛のある突っ込み付での直接対決が見たかったなぁ。まぁ秘書との遣り取りが素直過ぎて(←あんた本当に35歳か?)劇可愛いから忘れかけてたけどもね＾＾出来れば決勝に進出してほしかった♪ (2016年7月1日 9時) (レス) id: 7af92dadea (このIDを非表示/違反報告)
しるひ - あららぁ、本当にチューしたのかな?!何かしょお君先輩が自分にチューしたって勝手に思い込んでますけど早合点になんなきゃいいけど…。VSババ抜き初っ端のあーばちゃんのやらかしが面白くってあぁ、ミラクルな人なんだなと思った。出来ればさとち専用メンタリストにのみ (2016年7月1日 9時) (レス) id: 7af92dadea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつ
| 作成日時：2016年6月10日 12時
