良い子になんてならない…<登坂広臣>… 2 (ページ46)

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NT「だからそれだけで済むと思って…「思ってるって、言ったら？」

今度は直人さんが絶句する番だった

…まさか

臣「…リナと俺の件も、まさか…」

あ「もちろんそうに決まってますよ

気付かないなんてね

登坂さんは鋭そうだと思ったけど、そうでもなかったんだね笑」

NT「…さえこちゃん、とりあえずHIROさんのところに行こう」

あ「…そうですねぇ…」

NT「このままで済むわけないだろ

ちゃんと全て話してから出て行ってもらうし

…こっちだってプロだよ、遊びのつもりか知らないけど、許すわけない」

…直人さんが珍しく本気で怒ってる

NK「直人さん、一回落ち着いて、一度ここで話をしましょう

俺はスタッフさんに時間もらえるように話をしてきますから」

あ「……」

さえこは今度は静かに言った

あ「…私も衣装スタッフさんに一度時間もらえるよう話してきます」

ここで止めなかった俺らは馬鹿だった

その日、さえこが再びその部屋に現れる事はなかった