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あの時うまくいけば……私はここまで堕ちなかった
今まで散々人を騙してきた
人を陥れてきた
今更普通の人間になんて戻れない
…………
臣「家…着いたよ?」
あ「…あ、すみませんボーッとして…」
臣「大丈夫か?」
あ「すみません大丈夫です……あ………」
臣「どうかした?」
あ「あ…いや、家は知られてないかな…」
臣「…お前ほんと大丈夫?
…あ、そうだ
俺今日泊まってやるよ」
あ「…はい?」
いや、なんでそうなった
独り言言っただけじゃん、まあそこがおかしいけども…
臣「一回家帰ってからまた来るから、先入ってて」
あ「え…いや大丈夫です…」
臣「いや全然大丈夫ではないから、ほら早く行った」
そう言って登坂さんは去っていった…が、果たしてほんとにまた来るのか
そもそも付き合ってない男女が泊まるっておかしいでしょ…まあ前もあったけどね
なんでこんな私に構うの?ほんと調子狂う…
三代目の破壊計画に、もうやる気がなくなってる自分がいた
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作者名:さえこ | 作成日時:2017年7月9日 13時