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臣「………なら、やめなよ」
あ「………」
臣「ほんとに、危ないって
今回たまたま俺が助けられたからいいものの
俺がこなかったらどうなってたことか」
そのことを想像しただけでゾッとなる
臣「………わかってるよな…ごめん
でも、ほんとに、何かあったら、どうすんの」
俺毎回助けらんないからね、って言いながら震える私をよしよし、って抱きしめてくれる
臣「……とりあえず、帰ろ
車で送るから。立てる?」
あ「…はい」
臣「じゃあそれちゃんと羽織って、ほら行こ」
そう言うといきなり手を繋がれたからちょっとびっくりしたけど、そのまま従うことにした
…………今回みたいなことが起きたらどうしようって思ってた
でも私は、もうまともになんて生きられない
人を信用できない
人を許せない
おかしいってわかってるけど…自分で自分をコントロールできないところまで来ていた
三代目が悪くないのは分かってる
でも…あの時のことを許せない
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作者名:さえこ | 作成日時:2017年7月9日 13時