幸福 ページ33
Aの様子がおかしいと思ったが、それよりもサッチの容態が良くないので、そちらを優先させた。
Aの今まで見せたことのない態度に驚きはしたものの、エースのお陰で落ち着いていられる。
……安心したのも束の間。Aは姿を現すなと言い出す。
「なんで、なんでそんなこと言うんだよぃ、A」
『もうごっこは終わったんだろ?いいよ、名前で呼ばなくて。悪かったな、付き合わせて』
「………一体、何の話をしてるんだよぃ!!なんのことだか、さっぱりだよぃ!!!!」
『裏切り者に話すことなんてない!!どれだけ、この島の人間はお前達を信頼してたと思うんだ…!?』
「A、だから」
「さっきから裏切りがどうのとしつけェぞ、A!!白ヒゲは、仲間を裏切らない!!」
『!!……』
Aは、はっと我に返ったような表情を見せ、一歩後ろに下がった。
『裏切らない、なんて、言ったって』
「………何があったかだけでも、話してくれねェかよぃ」
俺達から距離を置き、ぽつりぽつりとAは話してくれた。
「……ティーチに、サッチは怪我を負わされたんだよぃ」
『そう、か…悪かったな、マルコ、エース……疑ったりなんかして』
「仕方ねェさ。アイツはああいう奴だから。だから、俺は、ぜってェアイツを許さねェ!!」
エースが恨み言を溢す横で、Aはマルコを引き寄せる。
耳元で、会えた喜びを囁き、そっとキスする。
『俺、またお前と話したかった』
「……俺も、だよぃ…」
(おぉい、マルコ、A!!俺の話聞いてたのかよ!!)(あ、悪い……マルコしか見てなかった)(おれも、Aしか)(ノロケんな!!!!)
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おトク(プロフ) - 攻め主最高今日も快眠 (2019年7月30日 20時) (
レス) id: 8135fdc69e (このIDを非表示/違反報告)
クロノル(プロフ) - 続編おめでとうございます。楽しみにしていました。これからも楽しみにしています！これからも頑張ってください (2016年8月25日 13時) (レス) id: 8eb9e07c57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐渡の音 | 作成日時：2016年8月23日 14時
