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あの後、六郎くんと解剖室へ急いだ
神「中堂さん、」
知らされたのはついさっき
肩で息をする系さんが、ご遺体を見つめて言った
中「俺が、執刀する」
『私が助手に。』
三「私が第一執刀医です。
Aにもやらせてあげられない。」
勢いで言ってしまったけど、ミコトに止められてハッとした
私まで冷静さを失ってはいけない
落ち着かなきゃいけない
中「その遺体はな、」
三「この人を殺したのが同じ犯人なら、2人は関係者です。
犯人憎さに、鑑定結果をねじ曲げたと思われたら、
あとの裁判で不利になります。」
中「裁判はどうでも、」
三「鑑定者の名前は私じゃなきゃいけないんです。」
中「そんなもんは、」
神「中堂さん。
また同じ失敗するつもりですか？」
それでも止まらない系さんに私が声を上げた
『裁判なんて、どうだっていい！』
急に大きな声を出した私に、視線が集まる
『系さん。裁判なんて、どうだっていいんですよ。
でも、8年かけてようやく見つけた手がかりを
ムダにしないでください。
犯人を…今度こそ見つけなきゃいけないの。』
何とか系さんを抑えて
私たちはそばで見ていることになった
少し前までと同じ状況
だけど、今回は意味が違う
三「外傷はなし、硬直は上半身緩解。
下腹部に変色なし。
腐敗は始まっていない。」
東「直腸温10度。外気温と同じです」
久「はい」
三「死後48時間前後。」
ミコトが振り返って系さんが頷く
私とも視線を交わすミコト
私たちが納得のいくように、
慎重に進めていってくれていることがよく分かる
系さんが第二執刀医として付くことになった
大丈夫、今の系さんは冷静だ
三「肺水腫が見られる。
何かの中毒症状の可能性あり。
胃の内容物出します。」
ミコトが胃を開くと、すごい臭いが漂った
三・東「うっ！」
神「ああっ、強烈ですね」
久「何の臭いですか？これ」
三「異様に腐ってる」
東「死後48時間でこんなになる？」
次は口腔内の写真を撮る
『はっきりついてる』
中「今まで見た中で一番だ。
全体に模様が出てる」
三「これ口の中に何か押し込まれてた？」
久「写真から形を推測できるかもしれません」
そう言って六郎くんは撮った写真を元に、再現してくれた
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ナホ(プロフ) - かなさん» いえいえ！早く読みたい、と少しでも思ってくださってとても嬉しいです(o^^o) (2018年4月23日 8時) (
レス) id: 8274152b2e (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 急かして申し訳ないです。更新頑張ってください！！ (2018年4月23日 1時) (レス) id: ca350d7b84 (このIDを非表示/違反報告)
ナホ(プロフ) - かなさん» コメントありがとうございます！拘って書いているところを褒めていただけて、とても嬉しいです(o^^o) 6ですが、只今準備中です。もう少しお待ちくださいませm(_ _)m (2018年4月23日 0時) (レス) id: 8274152b2e (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 中堂さんと有希子さんと夢主の関係がとても良い、面白い作品だと思います！6のパスワード教えて頂きたいです！！ (2018年4月23日 0時) (レス) id: ca350d7b84 (このIDを非表示/違反報告)
ナホ(プロフ) - 沙耶さん» ご意見ありがとうございます。とても嬉しいです！更新頑張りますね(^^) (2018年4月19日 23時) (レス) id: 8274152b2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナホ | 作成日時：2018年3月29日 12時
