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もうはぐらかすのはおしまい
今度こそ
『警察署の前で系さんに言ってたよね、糀谷夕希子のこと。』
三「うん。聞いてたんだね」
『ごめん。帰ろうと思ったら、話してるの聞いちゃって』
三「いや、あんなところで話す方が悪いから」
私のことを責めないミコト
どこまでも優しい人
『その人ね、糀谷夕希子さんね。
私の姉さんだった人なの。』
三「え？」
『母親は違ったけど、私の大好きな姉さんだった人。』
三「じゃあ最初から中堂さんと面識あったのって…」
『姉さん、系さんと婚約してたから。
何度か会ったことあったの。
アメリカと日本で離れてたけど、よく電話もしてたから
話も飽きるほど聞いてた。』
三「そうだったんだね、」
『話せなくてごめん。
姉さんに関わることだったから、言えなくて』
三「そりゃそうだよね。分かるよ、大丈夫。」
頷きながら、真剣に聞いてくれる
ミコトになら話せると思った自分は間違いじゃなかった
『幸せそうな姉さんを見てると、私も幸せだった。
大好きだったから、姉さんのこと。
半分しか血が繋がってなくても、大切にしてくれて、私も大切に思ってた。
だったのにね、私ね。』
目に涙を溜めながら、必死に言葉を紡ぐA
三「うん。大丈夫だよ、大丈夫。」
『私好きになっちゃった。
系さんが好き。系さんが、好きなの。
姉さんの婚約者を好きになっちゃったの。』
Aの頬には一筋の涙
苦しそうに笑っている
そんなAをミコトは強く抱きしめた
三「A。苦しかったね。」
『私は姉さんを裏切った。
持っちゃいけない感情だった。』
三「そんなことない。」
『本当は、初めて会った時から気になってたの。』
三「うん。」
『何度か会うたび気になっていって、
姉さんから話を聞くたび気になっていって、
でもその時は、何よりも大切な姉さんの幸せを壊すことなんて出来なかったし、
するつもりもなかった。
私が忘れてしまえば、このまま何もなかったことになるって思ってた。』
腕の中で嗚咽を堪えながら話すAに、ミコトは何も言ってあげられなかった
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ナホ(プロフ) - めめさん» コメントありがとうございます。金曜日に中堂さんが見れないと思うと寂しいですね(;o;)現在続きの準備中です。もうしばらくお待ちください！ (2018年3月23日 23時) (
レス) id: 8274152b2e (このIDを非表示/違反報告)
めめ - いつも楽しく読ませてもらってます。ドラマの中堂さんロスなので、このお話のおかげでとっても満たされています(^^)更新楽しみにしてます！ (2018年3月22日 15時) (レス) id: 9c7e0741ff (このIDを非表示/違反報告)
ナホ(プロフ) - ゆりさん» コメントありがとうございます！返信遅くなってしまいすみません。ついに今夜最終回を迎えてしまいますね…とても寂しいです。これからも楽しんで読んでいただけるよう頑張るので、今後ともよろしくおねがいします(^-^) (2018年3月16日 16時) (レス) id: 8274152b2e (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - お話どれも良くて一気にここまで読んでしまいました♪続き楽しみにしてます(^^) (2018年3月14日 14時) (レス) id: a2055dbe99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナホ | 作成日時：2018年3月13日 11時
