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「……俺と、同じ…」
臣さんの辛い気持ちわかるよって
私もわかるよって…。
同じ気持ちの人がいると、少しだけ軽くなるでしょって
そんな思いを込めて��同じ��と言った。
「そっかぁー…、Aちゃんにバレてたか」
『……』
臣さんが手に持っていた箸を置く。
そして、私を悲しそうに見た。
いいや、違う。
私を通したあの人をだ。
今、彼が思い浮かべているのはあの人。
さっきまでは、この瞬間で時が止まってしまえば…
なんて思ったけど、今は早く終わって欲しいと願う。
「辛いね」
『はい…』
「好きって、理屈じゃねぇんだよな…」
まったくその通り。
早く貴方への好きを辞めたいのに、辞められなくてもう2年。
もうすぐ3年になってしまう。
「ねぇ、Aちゃん。
今度から、時間が合えばここでコンビニ飯食おうよ」
『…ぇ』
「同じ気持ちの人がいると、心強くね？(笑)
それに、心が少し安らぐ」
ずるい。
そんな言い方。
そんなの、
『…はい』
私は頷くしかない。
貴方を笑顔にすることができなくても、
貴方に安らぎを与えることができるのなら
例え、マグマの中であっても私は飛び込む。
それくらい、私は溺れてしまっている。
その日、私たちはLINEを交換した。
私たちの関係性は
メイクと担当アーティストの同じメンバーから
慰め合い仲間となった。
チラッと岩さんの呆れたような顔が頭に浮かぶ。
きっと、心配して怒るに違いない。
臣さんも岩さんに言わないだろうし
私も岩さんには黙っておこう。
登坂来週の金曜、仕事終わり空いてる?
家に帰って届いたLINE。
私は既読をつけて、迷わず
A空いてます
と返事をした。
それから臣さんさんとは週1、もしくは2週に１回くらいのペースで
コンビニ飯を共にしている。
連絡は私からすることはなくて。
彼からこの日仕事終わり空いてる？というメッセージがきて
それに��はい��と答え、時間のやり取りをするだけ。
コンビニ飯を食べていても、
私たちは自分の報われない恋の話は一切しない。
仕事の話とか、プライベートの話とか、ただの世間話。
お互いの恋愛について話すことは暗黙の了解というか、
タブーだと思っている。
気づいたら、コロナ感染防止のためルールがあるが
外食できるようになった頃まで続いていた。
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omigirl(プロフ) - りこさん» 最後までご覧頂きありがとうございました！光栄なお言葉にも感謝です☺️ (10月19日 21時) (
レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
omigirl(プロフ) - maiki042625さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。思うことはみんな同じですね...😭 (10月19日 21時) (レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！陰ながら楽しませてもらってました！お話とても面白かったです！！ (10月18日 21時) (レス) @page42 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
maiki042625(プロフ) - 素敵な小説ありがとうございます。私も本を読んでずっとファンでいて良かった。と再確認しました(^^) (10月18日 21時) (レス) @page42 id: 624b9b8d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omigirl | 作成日時：2023年10月9日 20時
