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次の日もその次の日も、臣さんと目が合うたびに
生まれたばかりの恋心のように胸を跳ねらせ顔を赤らめる私。
そして、昨日の夜から名古屋入りしたメイク班。
ホテルの部屋で明日のメイクの最終確認をしていたら
チャイムが鳴って、てっきり海さんとかかなとドアを開けた。
現れた長身の全体真っ黒帽子深め男。
ぎょっとして思わずすぐさま腕を引いて中に入れた。
｢大胆だなー(笑)｣
『ここ、1番ランク下の部屋ですよ！？
一般の方もいるんだから気をつけて！』
貴方の部屋はもっと上の階でランクも上でしょ！
『……』
目の前の人はクスクスと笑っている。
はぁ、LIVE直前になんでこんなにも
無駄にヒヤヒヤとしないといけないんだ…。
｢ちょっと顔見たら帰るから｣
って、マスクと帽子を外しながら言うもんだから
あの動悸が止まらない髪型が見えたとの、甘いセリフに
私の心臓はバックンバックン。
｢ははっ、まだその反応してくれるんだ？(笑)｣
私の手を引いて、ベッドの縁に座らした。
まぁ、この部屋には2人で座る場所はここしかないんだけど。
｢明日喜んでくれっかな…みんな｣
『当たり前じゃないですか。
三代目の皆さんがいかにMATEを思っているか。
MATEの皆さんも感じているはずです。
ちゃんと愛は伝わりますよ』
｢…ん。だよね｣
自信に満ち溢れてたくせに、
こうして私の前だと少しの不安を見せてくれる。
愛しいなぁ。
サラサラな黒髪を無でるとその手を掴まれて、
気づいたら私は天上を向いていた。
『えっ…ちょっと！臣さん！？』
明日から体バキバキになるレベルのLIVEですよ！？
｢Aから出てるマイナスイオンにやられちった｣
『…意味わかんないんですけど』
｢愛しいってこと｣
『……』
ついさっき、私も思っていたことだから
そんなふうに言われたらこの手を振り払われないし
ベットから抜け出せない。
ホテルの寝間着用ワンピースの裾から手が入ってきて
あっという間に抱かれてしまう。
結局、その日は臣さんの大きな部屋に移動して
彼の腕に抱きしめられながら眠りについた。
メイク班は現場への道具の準備や確認のため
メンバーよりも早くドームに入らなければならない。
まだスヤスヤと眠る彼の頬に
これからのLIVEの成功と安全を願ってキス落とし、部屋を後に。
そして、海さんに��昨日部屋いなかったでしょ〜��ってからかわれた…。
終わり
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omigirl(プロフ) - りこさん» 最後までご覧頂きありがとうございました！光栄なお言葉にも感謝です☺️ (10月19日 21時) (
レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
omigirl(プロフ) - maiki042625さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。思うことはみんな同じですね...😭 (10月19日 21時) (レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！陰ながら楽しませてもらってました！お話とても面白かったです！！ (10月18日 21時) (レス) @page42 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
maiki042625(プロフ) - 素敵な小説ありがとうございます。私も本を読んでずっとファンでいて良かった。と再確認しました(^^) (10月18日 21時) (レス) @page42 id: 624b9b8d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omigirl | 作成日時：2023年10月9日 20時
