その後��__you 11/23 ページ48
11月半ば。
あと数日で待ちに待ったドームツアー開幕。
リハの毎日でみんなお疲れだけど
それよりも楽しみが勝っていて、
みんなだんだんとテンションが上がって士気が高まる。
__ただいまー
リハを終えて、解散となった後
臣さんは髪のメンテナンスに行くと美容院へ向かった。
その帰りから帰宅した彼の声が玄関から聞こえて
洗濯物を畳むのを中断し、玄関に向かう。
｢おかぇ……っ！？…えっ！？｣
美容院帰りだから帽子はしてなくて、
マスクとメガネ。
…ってそこじゃなくて！
｢どう？｣
靴を脱いで上がり、マスクもとって私の前に立つ。
というか、見下ろされてるのが正しい。
フワフワの黒トイプーだった髪の毛が
短髪のセンター分けになっているではないか！
『……』
どんなサプライズ…。
あまりの衝撃に喉がヒュッて鳴った。
最近、身体も絞ってフェイスラインがより綺麗になっていたのが
髪型もあって、更に際立ってシュッとして見える。
｢…あんま好きじゃない？｣
不安そうに唇を尖らしながら言う。
私が黙り込んでるからそう勘違いしたみたい。
ギューッとなってる心臓あたりを服の上から掴んだ。
『かっ…』
｢ん？｣
『かっこ良すぎて、心臓が痛い…』
どうしよう。
かっこいい。
死にそうなくらいかっこいい。
ロン毛の臣さんは色気があってかっこよかったし
ふわふわパーマは可愛くてかっこよかったし
でも、今回の髪型は美しすぎてかっこいい…。
｢ふっ、なんだ(笑)よかった｣
その笑顔すら眩しい。
直視できない。
思わず両手で顔を覆った。
｢え？A？｣
『見れない…』
｢えー(笑)｣
手の中で大きく深呼吸をしていると
水の流れる音がして、恐らく手洗いうがいをしている。
指の隙間からそれを除くと、
目が合って、かっこよさにドキーンと心臓が鳴った。
顔が熱い。
自分でもわかる。
きっと耳まで真っ赤。
付き合いたてでもないのに、恥ずかしい…。
そんな私の様子にクシャッとエクボをへこませながら笑う彼に
さらに心臓がきゅーっと鷲掴みされる。
｢お前ほんと可愛いね？(笑)｣
『……っ』
廊下に立ち尽くす私の前に来て、
まるで愛でるように後頭部を撫でた。
全てにおいて破壊力抜群すぎ…。
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omigirl(プロフ) - りこさん» 最後までご覧頂きありがとうございました！光栄なお言葉にも感謝です☺️ (10月19日 21時) (
レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
omigirl(プロフ) - maiki042625さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。思うことはみんな同じですね...😭 (10月19日 21時) (レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！陰ながら楽しませてもらってました！お話とても面白かったです！！ (10月18日 21時) (レス) @page42 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
maiki042625(プロフ) - 素敵な小説ありがとうございます。私も本を読んでずっとファンでいて良かった。と再確認しました(^^) (10月18日 21時) (レス) @page42 id: 624b9b8d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omigirl | 作成日時：2023年10月9日 20時
