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「はい。おっけいです」
最後に俺の頭のトップを整えてケープが外された。
うん。やっぱ腕いいよなぁ。
岩ちゃんが専属として離さない理由がわかる。
こんなこと言ったら海さん泣いちゃうけど
こいつ専属はいろんな意味で羨ましい。
『……あの、どこか気になります？』
俺が鏡の前から動かず
鏡越しにAを見ていたら勘違いしたみたい。
「いや、最高。さんきゅ」
『いいえ。
久々に臣さんのヘアメイク楽しかったです。
代理はいつもパフォーマーの皆さんなので』
ちょっと、嬉しそうにハニカミながら言うもんだから
抱きしめたい衝動を抑えて、頭を撫でた。
『あ、臣さん』
「ん？」
『今日、スタッフの飲み会に行ってきます』
「……え？」
『え？あれ、今日夜約束してましたっけ？』
「いや、そういうわけじゃないけど……」
最近Aの人気がすごいという話が頭をよぎる。
『もともと、三代目担当何人かでやる予定だったんですけど、』
「……あ、引越し片付け終わって無さそうだから
行かないって言ってたやつ？」
『そうです。
業者の方がほとんどやってくれたお陰で片付いたんで
今日まだ人数増えて大丈夫そうだったら行こうかなって』
「……俺も行っていい？」
とうや「臣さんいたらみんな気を使うんでだめですー」
ELLYの髪をセットしているとうやが入ってきた。
「は？お前もいんの？尚更俺も行く」
『ドーム前に、みんなで三代目支えようね！の一致団結の会なんで三代目ご本人はお留守番お願いします』
「とうやいるのに？」
『とうやなんて敵対視する価値もありません』
ELLY「ﾌﾟﾊｯ！」
とうや「お前、まじで酷いな。仮にも元カレね」
『今の彼氏臣さんなのに、よくマウントとれたね？』
ELLY「チョー辛辣！最近人間味があっていいよ(笑)」
こんなことで喜んじゃう俺って……。
『そうですか？
ねぇ臣さん、最近忙しくて全然飲み会参加出来なかったから
ドーム前にちゃんとコミュニケーション取っておきたいの。
だから、行ってきますね』
とうや「俺ちゃんと見張っとくんで安心してください」
「いやお前が1番不安要素だから！
……でもまぁ、わかった。
帰りは迎えいくから時間と場所LINEいれといて」
『ありがとうございます。
明日は臣さんの好きな物作るんで一緒に食べましょうね』
無性の愛をくれるAに
きっと俺はこいつのお願いを一生断れない。
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omigirl(プロフ) - りこさん» 最後までご覧頂きありがとうございました！光栄なお言葉にも感謝です☺️ (10月19日 21時) (
レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
omigirl(プロフ) - maiki042625さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。思うことはみんな同じですね...😭 (10月19日 21時) (レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！陰ながら楽しませてもらってました！お話とても面白かったです！！ (10月18日 21時) (レス) @page42 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
maiki042625(プロフ) - 素敵な小説ありがとうございます。私も本を読んでずっとファンでいて良かった。と再確認しました(^^) (10月18日 21時) (レス) @page42 id: 624b9b8d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omigirl | 作成日時：2023年10月9日 20時
