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後部座席を開けて、臣さんの隣に乗り込む。
『お疲れ様です』
臣マネ「お疲れ様！事務所でいいよね？」
『あ、はい。すみません。ありがとうございます』
タクシーで戻ろうと思ってたから、ちょっとラッキー。
そして、隣りの臣さんを見ると、とってもニコニコしている。
『よく、時間わかりましたね』
「ELLYに聞いた」
私に聞けばいいのにって思ったけど
そうだ、私返信してないんだった。
『あ、の、ごめんなさい。返信しなくて』
「え？あ、ううん(笑)忙しいの知ってるから気にすんな」
臣さんの手が私の前髪に触れて、
ビル風で乱れてしまったのを直してくれた。
「今日、俺早く終わったから会えっかなって」
『なら、家で待ってて良かったのに…』
会いに来てくれたのは凄く嬉しいけど
せっかく早く終わったなら、ゆっくり休んで欲しいのに。
「A拾ったほうが早く会えるし、
早く家で一緒にゆっくりできんじゃん？」
『……』
��会いたい��
��寂しい��
��好き��
��愛してる��
惜しげなく、言葉で伝えてくれるから
慣れていなすぎて私は恥ずかしくなってしまう。
もともと、女性に対して甘いなぁとは思っていたし
片想い同士の関係だったときも、甘いときはあったけど
これはそれ以上に、すごかった。
「明後日の休み、家来てくれんだよね？」
『はい。そのつもりです』
臣さんは夕方まで仕事だけど、私は休みだから
ご飯を作って臣さんの家で待つ。
私は臣さんがいないとき、
1人で勝手に家に入ったことはほとんど無くて。
ちゃんと、恋人になってからしかないから結構緊張する。
「じゃあ、前の夜からいてよ」
『え？明日の夜？』
「そう。仕事ずれて、休みになった。俺も」
『そう、なんですか…？』
「うん。だから、明後日はずっと一緒にいよ」
『……』
この会話、マネージャーさん聞いてるのわかってるんだけど
まさか1日ずっと一緒にいれるとは思ってもいなくて。
嬉しい……。
『はい』
顔が綻ぶ。
「ほんと、お前は可愛いね」
膝の上にある手が、臣さんによって繋がれる。
親指の腹で私の手の甲をなぞった。
しばらくして、事務所が見えてきて、裏口の駐車場に車が入る。
「荷物置いたらすぐ帰れる？」
『はい』
「じゃあ、車で待ってる」
『すぐ置いてきます』
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omigirl(プロフ) - りこさん» 最後までご覧頂きありがとうございました！光栄なお言葉にも感謝です☺️ (10月19日 21時) (
レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
omigirl(プロフ) - maiki042625さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。思うことはみんな同じですね...😭 (10月19日 21時) (レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！陰ながら楽しませてもらってました！お話とても面白かったです！！ (10月18日 21時) (レス) @page42 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
maiki042625(プロフ) - 素敵な小説ありがとうございます。私も本を読んでずっとファンでいて良かった。と再確認しました(^^) (10月18日 21時) (レス) @page42 id: 624b9b8d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omigirl | 作成日時：2023年10月9日 20時
