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服を着て、まるで初めてのお泊まりみたいに
寝るのが惜しくて、2人布団を被りながら話していた。
｢そういえば、泣いてた理由は？｣
『……ぶり返しますか？ここにきて』
｢は？大事だろ。俺隠されたわけだし｣
『全然対した話じゃないです』
｢へぇ？
あんなに目腫らしてたのに対した話じゃないんですかー？｣
…ぇ、拗ねた。
｢俺、彼氏でしょ？知る権利あるよな？｣
『…彼氏』
｢ちょっと、キュンとすんなよ。俺まで恥ずかしいじゃん｣
臣さんはずっと彼氏だったけど
私にとって、ちゃんと彼氏になったのは今日だから。
『その時は、絶賛片想いだったので。
��そんな辛い恋ならやめちまえ��って言われて
ムカついて泣きました』
｢あいつやっぱしばくかぁ｣
『やめてください(笑)』
臣さんなら本当にやりそう。
『それで、告白されましたけど、ちゃんと振りました』
｢そうだよ！あいつ、告ったとか言ってたよな！？｣
『��臣さんの事ずっと大好きだから無理��って断りました』
｢……Aって、結構辛辣だよな｣
『そうですか？
好きな人以外の男の人に媚び売っても仕方ないじゃないですか。
臣さん以外、どうでもいいですもん。
……あ、仕事はもちろん、ちゃんと礼儀を持ってやってますよ！』
｢……お前のそういう所ほんと好き｣
『っ……』
｢なんで自分は恥ずかしいこと言えんのに
俺が言うといちいち照れんだよ(笑)｣
パチンとデコピンをされる。
地味に痛い。
『だって…、5年もずっと片想いだったから
そんな相手に、好きとか、言われるとちょっと胸が……』
ドキドキがすごい。
｢じゃあ何度でも言うよ｣
ギュッと彼の胸に抱き寄せられて
上から優しい声が降りてくる。
｢Aの綺麗な横顔が好き。
華奢な肩なのに、抱きしめると柔らかいくて好き。
臣さんって呼ぶとき
ちょっと語尾上がるところが可愛くて好き。
煮物が美味くて好き。
いつも先回りして、陰ながらフォローしてくれてるのが好き。
仕事に誇りを持っているところが好き。
さっぱりに見えて、本当は愛情深いところが好き｣
『も、もう、いいから！』
顔を上げて、彼の口を手で塞ぐ。
｢なんで？Aの好きなところもっと言えるよ？｣
『もう、死にそうになる…』
｢ははっ(笑)
でも、1番好きだと思ったのは
さっき、Aが俺以外はどうでもいいって、言ってくれたこと｣
『もう、いいですから……』
臣さんは楽しそうに笑った。
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omigirl(プロフ) - りこさん» 最後までご覧頂きありがとうございました！光栄なお言葉にも感謝です☺️ (10月19日 21時) (
レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
omigirl(プロフ) - maiki042625さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。思うことはみんな同じですね...😭 (10月19日 21時) (レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！陰ながら楽しませてもらってました！お話とても面白かったです！！ (10月18日 21時) (レス) @page42 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
maiki042625(プロフ) - 素敵な小説ありがとうございます。私も本を読んでずっとファンでいて良かった。と再確認しました(^^) (10月18日 21時) (レス) @page42 id: 624b9b8d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omigirl | 作成日時：2023年10月9日 20時
