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剛典｢今まで、上手くやってたじゃん。
なんで、2人してそんな顔してんの？｣
岩さんには、答えない理由がない。
あの日、メイクルームで��関係を終わらせる��と聞いたこと。
直人さんと彼女が結婚すると聞いたこと。
彼女のことを好きじゃなくなったと彼が言ったこと。
私を好きだと言ったこと。
私はそれ��好き��ではなく��情��と言ったこと。
臣さんは、私と関係を終わらせないと言ったこと。
その日から壁が出来たこと。
私は包み隠さず全て話した。
剛典｢……ごめん、俺が誤解させた｣
『誤解じゃないです。事実だからいいんです』
剛典｢事実って、どこが？
まさか、本当に��情��だと思ってんの？｣
『……岩さん。
私と臣さんの関係は、
同じ気持ちをもった共有者だから成り立ったんです。
臣さんに、私が初めから
直人さんを好きじゃなかったら？と聞いたとき
なんて答えたと思います？』
剛典｢……｣
岩さんは黙り込んでしまった。
『黙ったんですよ。答えられなくて｣
今の岩さんみたいに。
『つまり、そういうことです』
剛典｢それはあくまできっかけだろ。
Aが直人さんを好きって言う設定から生まれた関係なのは事実だよ。
でも、そこから2人で過ごした2年という時間は
臣さんだから、Aだから、一緒に居たんじゃねぇの？｣
『……』
剛典｢確実に、お互いを大事にしている関係だったろ｣
『……』
剛典｢なんで、お前は臣さんの気持ちを
��情��だって、頑なに言うんだよ。
じゃあ、俺はお前の臣さんに対する感情を
��依存��って決めつけていいのか？｣
『��依存��なんかじゃない。
……私は、本当に臣さんがっ…、好きです』
剛典｢自分の気持ちを��情��だと、決めつけられた臣さんは？｣
『…ぁ』
あの時の臣さんの顔は忘れられない。
か弱くて、泣きそうだった。
剛典｢なんで、そんなに怯えてんだよ｣
なんで？
そんなの……
『……怖いです』
剛典｢怖い？｣
『きっと、自信がないんです。
……5年も片想いしてた人だから余計に。
傷つくなら、初めから無いほうがいい』
剛典｢臆病過ぎ｣
『……どうして、こんなに臆病なんですかね、私』
剛典｢お前は本当にいい女だよ。素直になってみたら？｣
『後になって、やっぱり違うって言われたくない』
剛典｢それもぶつけたらいいじゃん。
きっと、臣さんは全部受け止めてくれるよ。
初めから臣さんを好きだったことも｣
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omigirl(プロフ) - りこさん» 最後までご覧頂きありがとうございました！光栄なお言葉にも感謝です☺️ (10月19日 21時) (
レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
omigirl(プロフ) - maiki042625さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。思うことはみんな同じですね...😭 (10月19日 21時) (レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！陰ながら楽しませてもらってました！お話とても面白かったです！！ (10月18日 21時) (レス) @page42 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
maiki042625(プロフ) - 素敵な小説ありがとうございます。私も本を読んでずっとファンでいて良かった。と再確認しました(^^) (10月18日 21時) (レス) @page42 id: 624b9b8d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omigirl | 作成日時：2023年10月9日 20時
