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本当にどの面下げて言ってんだよこいつって
頭に血が上って、後ろに臣さんがいることを忘れてしまっててた。
『ごめんなさい。大きな声で話して』
後ろを振り返ると、鋭い目で私を見ていて、息を飲む。
「今の電話の男、誰」
同じ質問をされた。
『…学生の時の元カレです』
「なんの用？」
…絶対聞いてたよね？
後ろにいたし。
『…わかりません。切りました。』
「……電話きてるけど」
『え』
手元の携帯をみると、さっきと同じ番号。
なに、こいつ。
「出なよ」
『……』
臣さんは独占欲が強い。
私の事は好きじゃないけど、��恋人��だから。
だから、私は臣さんと関係を持ってから
今まで持っていた男と関係をちゃんと切った。
仮にも、夢から覚めるまで臣さんの��恋人��役だから。
そんな人が、他にフラフラしてたら臣さんの立場がない。
通話のボタン押して、
『うざい』
そう吐き捨てるように言って、電話を切った。
そのまますぐに設定を開いて、今の電話番号を着拒する。
私の肩口に顔を乗せて、クスクスと笑いながら画面を見ている臣さん。
「いい子だね」
着拒が完了すると、携帯を取られてサイドテーブルへと戻っていった。
「あと何分ベッドにいれる？」
私はこの質問の意図がわかっている。
『…朝ごはん食べなければ、1時間』
「ん」
そして、臣さんも私が意図をわかって
��朝ごはんを食べなければ��と言ったことを
わかって笑みを浮かべた。
彼が私に覆いかぶさり、唇が合わさる。
「A…、好きだよ」
それを合図に、また深い深い沼へと落ちていく。
私のことを好きじゃないのに、好きと言う。
貴方が本当に好きな人は別にいるのに。
この瞬間だけは愛されてると思いたい。
でも、これ以上愛されると壊れてしまいそうだから
これ以上私を愛さないで欲しい。
私はすごくめんどくさい。
矛盾ばかりの恋。
いつか、好きだと言ってくれた言葉が
私だけの言葉になることを願って。
叶うことは無い願いだけど、思うだけは自由だから。
『…私も、好き』
偽りだらけの関係だけど、これだけは本当。
この世界の誰よりも、貴方だけが好き。
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omigirl(プロフ) - りこさん» 最後までご覧頂きありがとうございました！光栄なお言葉にも感謝です☺️ (10月19日 21時) (
レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
omigirl(プロフ) - maiki042625さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。思うことはみんな同じですね...😭 (10月19日 21時) (レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！陰ながら楽しませてもらってました！お話とても面白かったです！！ (10月18日 21時) (レス) @page42 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
maiki042625(プロフ) - 素敵な小説ありがとうございます。私も本を読んでずっとファンでいて良かった。と再確認しました(^^) (10月18日 21時) (レス) @page42 id: 624b9b8d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omigirl | 作成日時：2023年10月9日 20時
