悪童様に愛を謳う2

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今吉が食器を取りに行くと気まづい沈黙が流れた。

A(なんか、気まづい……)

花宮「おい。」

A「は、はい！」

花宮「あんまりあの人に隙見せてんじゃねぇよ。お前はオレのことが好きなんだろ？じゃあオレ以外に隙見せんな」

A「は、はい//」

花宮「なに赤くなってんだよ」

A「花宮くんがカッコよくて///」

花宮「バァカ」ベー

A「ひぃ好き///」

今吉「何イチャイチャしてんねん。ハァー。少し目を離したらこれやもんな？」

花宮「別にイチャイチャしてねぇよ」

A「イチャイチャだなんてそんな恐れ多い///」

今吉「みんな言っとったで？イチャイチャしてるーって！ここには誠凛もくるっちゅーのにそんなんで大丈夫なんか？」

A「げ！？誠凛くるんですか！？」

今吉「げってなんやねんwあまり前やろ？昨日温泉で会ったやろ？なら朝食会場被っててもおかしくないやろ」

A「花宮くん逃げましょう！私、嫌です！顔も見たくないです！」

花宮「ふはっそれ木吉に直接言ってやれよ」

今吉「まぁワシもおるし、今回は詰め寄ってこんとは思うけど、1人になったらあかんで？」

A「は、はい……」

今吉「ちゅーかAちゃんがこんなに嫌うなんて珍しいな？」

A「いやいや私好き嫌い激しいですよ……。絶対誠凛の人たちとは会いませんように！」

今吉「まぁなにかあったらワシと花宮で対応するしAちゃんはなにも心配いらんよ」

A「今吉先輩ありがとうございます！心強いです！でも多分会いませんよ！」

「「おはようございます！！」」

今吉「早速フラグ回収されとるやん」

花宮「チッ」

A「私がフラグ立てたせいですか！？すみませんすみません！」

花宮「謝んな。お前のせいじゃねぇ。」

A「はい…」

今吉「まぁまぁしょんぼりしてないでご飯にしようや」

A(誠凛のことは気にせずにご飯食べよ。今は推しと食事ができるこの幸運に感謝しよう。)

そんなことを考えているとほっぺたをツンツンとされた

A「！？」

花宮「何考えてんだよ。」

A「花宮くんのこと考えてました！」

花宮「本当か？」

A「本当ですよ！花宮くんと朝早くから食事ができるこの幸運に感謝してました！」

花宮「そうかよ。」

A「はい！」

今吉「目の前でイチャイチャされとるワシ。空気やん。」

花宮「一生空気でいてもいいんですよ？」

今吉「そんなこと言うてもええの？花宮？」

花宮「くっ」

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