2 ページ3
『ほらほら』
神威に引きずられながらも家に入れば、玄関には見覚えのある靴が綺麗に揃えられている。
嫌な予感がして、やはり帰ろうと神威に声を掛けようとしたが、廊下の扉から一人の女が出て来た
『兄ちゃん、お帰り』
神威の妹らしいその女は、どことなく確かに似ている。俺の方へ視線をずらした妹は、「コイツ?」と神威に聞く。
『そう、ソウゴだよ。俺の友達』
『職場の同僚』
友達を訂正したことに神威は口を山形に結んだが、とにかく入ってよ、と背中を押す。結局帰ることを言えなかった俺は、そのままリビングへと連れて来られた
しかし、入った瞬間に目が合ったのは、紛れもなく俺の彼女で、二人して阿保みたいに口を開く。
『総悟、さん……』
俺の名前を呟いたAは、途端に口元を緩め、パタパタと足を鳴らしながら駆け寄って来た。
『どうしてここに?
……あ、もしかして神威さんが言っていたお友達って、総悟さんのことだったんですか?』
真っ直ぐに俺を見上げてくるA。
思わず頭を撫でようとしたが、神威の「どうしたの?」という声で動きを止める。
496人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美空 - 完結おめでとうございます!とても素敵な作品でした!これからも楽しみにしてます! (2017年8月29日 2時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - ジュリさん» 最高ですか!! ありがとうございます! とっても嬉しいです! あんまりイチャコラを書かなかった作品ですが、ジュリさんがそう言ってくださったのなら良いです! 閲覧とコメントありがとうございました (2017年8月19日 11時) (レス) id: 677c22d7bd (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます! 淡々とした夏休みの小さな暇潰しにでもなってくださったら嬉しいです( ´ ∀`) 新作の沖田は甘々ですが、こちらでは書かなかった甘い沖田を書いているので閲覧よろしくお願いします!! (2017年8月19日 11時) (レス) id: 677c22d7bd (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - あぁ最高です! (2017年8月18日 13時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 凄く良かったです!夢中で読みました!新作も読ませていただきます!!! (2017年8月17日 23時) (レス) id: 12c1829223 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時:2017年7月25日 11時