無題4

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「じゃあな…気を付けろよ」
『うん…ありがとう…』
と言って瞬間移動をした

『…ただいま』
誰も居ない家に帰ってきた…
…疲れた…帰ってきた途端、疲れて来た…
お風呂…いや、シャワー浴びるだけで良いか…

『……』
ぬるいお湯を浴びる…
疲れも一緒に流れて行く感覚がする…
…鏡には虚ろな目をした少女が映っている

笑ってる顔…悲しい顔……
口だけ動いてあまり変わってないように見える…
『はぁ…』
お湯を止めてタオルで身体を拭いた
『……』
髪を乾かし終わり、歯磨きをしながらメッセージの確認をする…
あ、Freshから来てる…
返事を送り終わりうがいをした
『……あ、返事来てる』
寝る？と来ていて今から寝ることを伝えるとすぐにおやすみ…と返ってきた

『はぁ…』
やっぱりベッドに横になってると気が楽になる…
『……』
布団を頭まで被って視界が真っ暗闇になった…





『はっ…はぁっ…』
全力で走っている…どこに向かってるのか分からないのに？
何かから逃げてる…
とにかく距離を取らないと行けない…それは分かる…
『っ…！』
何かに引っ掛かって転んでしまった…
すぐに立とうにも何かに足首を掴まれて立てない…
後ろを振り向いた瞬間

青白く光っている何かに睨まれた


『──っ！』
ガバッ…と飛び起きた…
『…夢、か…』
良かった…
いつもより少し早目に起きてしまった…
『……』
横になって目を瞑るが…寝れない…
足首が未だに掴まれている感覚がする…


最悪な目覚めだ…

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