無題4

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「それでね！ドーンっと温泉置きたいんだよね」
昨日の体調不良はどうしたのか…と言うくらいに元気に話している
『温泉か…良いね』
「久しぶりに温泉入るね！」

「でね、見える景色をどうしようかな〜って紅葉でも良いんだけど海も捨てがたくて…！」
『確かに良いよね…うーん…Dreamはどう？私はどっちでもいいんだよね』
「うーん…僕も決められないな…Blueに決めて貰うのもアリだね！」
「そっか！Blueなら決めてくれるかも！」
Blue、か…

「どうかしたの？」
『え？あ…Blueになんか怖がられてるかも…って思ってて…』
声とかが震えてるし、表情が怖がってるし…
「Blueが？」
『うん…気のせいなら良いんだけど…』
「気のせいだよ！さっ！行こう」

「Blue！」
「Ink！Dream！と…A…！」
『久しぶり！』
「ひ、ひしぶりだな！」
「ちょっと相談があってね！」
「相談？」
「実はね─」

「と言う事なんだ」
「Blueはどっちが良い？」
「俺様は…どっちも見たいぞ！こーよーも海も！」
『ど、どっちも？』
「…うーん…少し離れた所にすれば行けるかも！」
「取り敢えず決まったね」
「りょこーか！楽しみだぞ！」
『決まったら連絡するからね』
「わ、分かったぞ…！」


『やっぱり怖がられてるのかな…怖がらせてるつもり無いんだけどな…』
「うーん…雰囲気とか？」
『雰囲気、か……旅行で仲良く出来ればいいんだけどな…』
「大丈夫！きっと仲良くなれるよ！」
『…そっかありがとう』

…子どもの勘…か…
いや…彼は子どもとは言えがたいけど…
怖がっていると兄に怖がらせてると思われて面倒事に発展するから嫌…

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