#126 １つの形 ページ35
「そう…」
お互いに沈黙の時間が流れる
吹雪「イプシロンとの試合の時…僕おかしかったよね。」
ボソリと呟くように、吹雪が話し始める
「聞くまでもないじゃない、あなたとアツヤの距離は近すぎた。私の忠告もわかってなかった様だし…」
ため息まじりにレイが返す
その横顔を吹雪は申し訳なさげに見ていた
吹雪「それはごめんねって思ってる…でも僕は…点を取らないといけない。皆んながエターナルブリザードでシュートを決めることを求めてる…」
「…そうね、皆があなたに無理をさせてる。」
吹雪「無理ではないんだ、でもどうしたって北海道の頃とは違ってアツヤを抑える事ができない＿＿」
パタンと音がして、吹雪がハッと隣を見るとレイがパソコンをしまっていた
そして立ち上がり、吹雪の前に立つ
「何が正解で何が間違いか＿＿わかるのは誰もいない。だからこの問題ばかりはあなたが考えるしかないけど…でも、１つの形にこだわるのは良くないと思う。」
吹雪「１つの、形…」
「…今はわからなくていいけど、いずれこの意味を自分に問う日がくるはず。」
そう言ってレイは吹雪に手を差し出した
「戻ろ、そろそろ守が起きてくると思う。」
吹雪「え？キャプテンが？」
「アイツはこの時間に大抵起きてくるのよ。」
あ、と思い出した様にレイが言って立ち止まる
「私と会ったことは言わないでね。」
吹雪「わかった…今日はありがとう。」
「そう思うなら明日の試合はしっかりやって。」
・
・
「私はもう、あなた達の側にいられないだろうから…」
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璃優(プロフ) - メープルさん» こんばんは、一話からですか…！長かったですよね、ありがとうございます（ ; ; ）いえいえそんな、無理なく頑張りますね！よければ作者の作品一覧から円堂の姉シリーズを読んでいただければよりわかりやすくなると思います(宣伝←)今後もよろしくお願いしますね(^^)！ (2017年3月31日 0時) (
レス) id: c0ac85a89c (このIDを非表示/違反報告)
璃優(プロフ) - きらりさん» ありがとうございます！そう言ってもらえるのが本当に嬉しいです…！地道に頑張りますのでよろしくお願いします(^^) (2017年3月31日 0時) (レス) id: c0ac85a89c (このIDを非表示/違反報告)
メープル(プロフ) - 最近読み初めて、1話から全部読ませていただきました！物凄く深いお話で、読んでいてなんだかソワソワしますwこれからも無理のなさらない程度に頑張ってください！(上から目線みたくなってしまってすみません…) (2017年3月30日 3時) (レス) id: f41691041a (このIDを非表示/違反報告)
きらり(プロフ) - とっても面白いです！これからも頑張ってください！ (2017年3月24日 0時) (レス) id: 92b67aee6a (このIDを非表示/違反報告)
璃優(プロフ) - ショコラさん» こんにちは〜！こんな長い小説を1話から見てくださったんですか…？！ありがとうございます、嬉しいです(^^)これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします(o^^o)よければ前作も見てくださいね…！ (2017年2月22日 17時) (レス) id: c0ac85a89c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃優 | 作成日時：2016年12月25日 12時
