異色の三人 ページ1
不思議な事が一つ。私の持っている水色の花のヘアピン。その色違いのピンクを、何故ドフラミンゴさんが持っているのでしょう？
『ねぇ、不思議ですよね？』
ﾛｰ「…それより、この状況は何なんだ？」
ロー先輩の疑問の声に同調するように、隣のキッド先輩も、ふん、と鼻を鳴らす。2年校舎の空き教室に三人。のんびりお昼の時間。
『一緒にお昼ですよ？』
ﾛｰ「お前はいいとして…コイツがいる理由を聞いている」
ｷｯﾄﾞ「…不本意だが、同じ意見だ」
右にはキッド先輩、左にはロー先輩。間にいる私はのんきに購買のパンをかじる。
『キッド先輩と私は、ロー先輩を守ろう同盟を組んだんですよ！』
ﾛｰ「…ヘぇ？」
ｷｯﾄﾞ「ばっ…てめ、勝手に……おい、コラ、笑ってんじゃねェぞ！！」
クク、と声を殺して笑うロー先輩と、立ち上がって怒るキッド先輩。ほら、仲良しじゃないですか。
椅子に座り直す途中で、キッド先輩は小さな声で私に耳打ちをした。
ｷｯﾄﾞ「…おい、あいつとはもう、まとまったんだろ？」
『な、何言って…？』
ｷｯﾄﾞ「告白したかって聞いてんだよ」
『告えないですよ…って何で知ってるんですかっ///』
なら良い、と言って、席に座り直すキッド先輩。何にも良くないですよ。いつから気付かれていたのでしょう…
ﾛｰ(何だ…？二人でコソコソしやがって)
ユースタス屋とAはどうも馴れ合ってるみたいだ。そういえば、あの戦いの時も二人で行動してたらしいしな。
ﾛｰ「おい、そのヘアピンについての話じゃなかったのか？」
『あっ…そうなんです、これ…』
ｷｯﾄﾞ「別に、偶然じゃねェか？」
そう言ってユースタス屋は、Aにそのヘアピンをつける。…嫌がる素振りもねェ。それほど仲が良いってことか。
ｷｯﾄﾞ「よりガキっぽくなったな」
『じゃあ、何で付けるんですかぁ』
ｷｯﾄﾞ「…そのまま、付けてろ…面白ェ」
…さっきから何なんだ。二人で勝手に楽しそうにしやがって。ユースタス屋、ベタベタとAに触ってんじゃねェよ…
『…ロー先輩？どうしたんです？怖い顔して』
ﾛｰ「あ？…別に何もねェよ」
きょとんとしてるA。その後ろのユースタス屋がしてやったり顔で笑う。…てめぇ、確信犯か。
オレはこんな事で腹を立てるほど単純じゃねェ。…だが、
次やったら覚えとけ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルイト(プロフ) - ゾロ好き星人さん» 長らく気付かなくて申し訳ありませんでした！コメントありがとうございます。温かいお言葉を頂けてとても嬉しいです。更新頑張りますね！ (2021年2月23日 20時) (
レス) id: 977386f903 (このIDを非表示/違反報告)
ゾロ好き星人 - すごくこの作品が好きです！更新頑張って下さい！ (2021年1月14日 14時) (レス) id: e826f147a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルイト | 作成日時：2020年12月18日 23時
