彼と私の交わる点

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偶然、まさにあった。


もうこの際だしね、


学年首位の彼に教えてもらいましょ。




あ「ねぇ、まさ。わかんない。」


柳「ん？あぁ……
これはさ、あの公式使ったらやりやすいよ。」



あ「ありがと。」




こうかな？とりあえずやってみたけど……



柳「おぉ！できてんじゃん！
でも、この問題ちがうよ？
これは、こうなるじゃん？だからこうなって……」




なんか、必死になって教えてくれる。


すごく分かりやすくて、


すっと、頭のなかにはいってくる。



……あれ？



あ「ねぇ、まさ。
この単語のスペルちがくない？
ってか、この文法じゃなくない？」



柳「うわっ！マジかぁ……
俺、英語苦手なんだよね……
A得意じゃん？教えてよ。」




まさは英語が苦手なの？


運動も勉強もできる文武両道な貴方にも、


欠点があったのね……



あ「まず、これは後置修飾になるでしょ？
だから、こうしてさ……
OK？」




柳「おぉ！ありがと！
ここの単元ちょっと苦手でさ！
あぁ！納得納得！
本当、わかりやすいわ！ありがと！」







あぁ……。


この時間がずっと続けばいいのに……

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