1章 03 ページ3
「天馬に会いたいのか。それなら簡単だぞ。明日、雷門中に連れて行ってやろう。」
『ありがとうございます。』
「それよりあなた、お家に帰らなくていいの？」
家…。
家は沖縄だ。
あれ、私どうして此処に…。
気付いたら、鉄塔の麓にいて…。
それより前の記憶が＿＿＿無い。
「どうした？大丈夫か？」
『私、何処から来たの…。わからない…。』
「記憶、喪失か。夏未、Aが、思い出せるまで、うちで預かろう。」
「ええ、構わないわ。今日はゆっくり休んでね。」
本当に、それまでの事を思い出せなくなっていた。
私は天馬の双子の妹。
私は
＿＿＿＿＿何者…？
.
.
.
.
.
長かった夜が明けた。
一睡もできなかった。
思い出そうとすると、何かを遮るように頭痛がする。
「おはよう、A。今日は土曜日だが、サッカー部の練習があるんだ。一緒に来ないか？」
『行きます。でも、この服じゃ…。』
汚れているだろうと、ふと見たその服は。
この時代にはありえない、とても近未来的なデザインだった。
一瞬何か思い出せるような気がしてハッとしたが＿＿＿無駄だった。
「そうだな、とりあえずサッカー部のユニフォームを貸そう。それに着替えてくれ。」
『はい。』
渡されたユニフォームとジャージは、円堂が中学生時代に来ていた、まさに、それだった。
少し汚くて少し埃の匂いがするそれは、暖かかった。
袖を通した時、何故か涙がこぼれた。
「おいおい、泣くほど嫌なのか⁉変えるか？」
『いいえ、これ“が”いいです…。』
私たちは、愛する天馬の元へ一歩、歩き始めた。
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幸恵(プロフ) - OW@((ﾌﾗｲさん» コメントありがとうございます！（ ; ; ）とても嬉しいです、！頑張ります！(o^^o) (2016年1月22日 7時) (
レス) id: b28abe9145 (このIDを非表示/違反報告)
OW@((ﾌﾗｲ(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´`)新作、楽しみに待ってます。これからも頑張って下さい！！ (2016年1月21日 23時) (レス) id: 6a056ee007 (このIDを非表示/違反報告)
幸恵(プロフ) - 蘭ちゃん愛笑さん» はーい！ありがとう！(o^^o) (2016年1月20日 7時) (レス) id: b28abe9145 (このIDを非表示/違反報告)
蘭ちゃん愛笑(プロフ) - 幸恵さん» どーぞどーぞ(^-^)/友希したからね！許可しくよろw (2016年1月20日 7時) (レス) id: 33365b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
幸恵(プロフ) - 蘭ちゃん愛笑さん» はい！タメ大丈夫です（≧∇≦）私もタメでいかせていただきます！ (2016年1月20日 7時) (レス) id: b28abe9145 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸恵 | 作成日時：2016年1月16日 19時
