検索窓
今日:7 hit、昨日:9 hit、合計:33,280 hit

38 ページ39

私は昔から人に頼ることが苦手。

なんでも自分でやらなきゃ。

自分で守らなきゃ。

強くならなきゃ。

そう思って生きてきた。

だからどうやって甘えたらいいのか

正直わからなくて。

それが昔からの悩みでもある。


ーーせっかく心配してくれた流星くんに悪いことしちゃったかな。。




ーーーーーーーーーーーーーーー
流星side


この前裏庭で寝てたら、


ーー『はぁ?嘘おっしゃい。
私昨日の昼休みに見たのよ。あなたと淳太様が一緒に歩いているところ!淳太様はみんなの物なのよ!』


うるさい。

うるさすぎて起きてもうた。

女のけんか??

なんてぼーっと黙って見ていたら


突然

[バチンッ]

乾いた音が響いた。


は?

音のした方をよーく見てみると、


瓶底眼鏡に三つ編みのTHE地味の代表みたいな女の子が倒れておった。


正直めんどくさいことに巻き込まれるのは苦手。

でもなんだか放っておけんくて。


声をかけてみると

ほっぺが赤く腫れててかなり痛そう。

でも怖かったやろうに彼女は泣きもせず

ぐっと堪えてた。

話してみてわかったことは

他の女の子と違って、

俺のこと見てもキャーキャー言わへんし、

下心なんて、まるでない人なんやろうなって。

あと。

人に弱みを見せるのが苦手みたいやった。

せやから何故だかわからんけど、

普段は絶対しないのに自分から連絡先を渡したりなんかして。

普通に連絡取っとるときも

気使わんでええし凄い楽やし、

なんか純粋に姉ちゃんができたみたいで嬉しかった。

ーーーーーー
でも数日ぶりに彼女に会ってびっくりした。


A先輩は前より痩せとって。


腕なんか痣だらけやったし…。


正直見てられんかった。


1人で抱え込まんでもええのに。


強がらんでもええのになー。




よし。


A先輩のために俺が一肌脱がな!!





…確かA先輩に嫌がらせしとった奴らって

淳太関係の奴らやったっけ。




藤井流星。やったります!!!

39→←37



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
95人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しゃちお | 作成日時:2017年10月1日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。