わたしのおうじさま (ページ16)

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照史『どーも！初めましてやんな？
紗奈の彼氏の桐山照史です！Aちゃんやろ？いつも紗奈から話は聞いてんで～！
これから仲ようしてな！』

ものすごい勢いで話しかけられて、緊張する‼って思ったけど、不思議と全然嫌な感じがしない。

そんな照史くん。←照史くんからそう呼べと言われた。

照史くんは、人懐っこくて豪快な笑い方が特徴的な人。
紗奈曰く、あの昨日の美男子の親友らしい。

突然現れた＜親友の彼氏＞という存在に驚いている私の様子も気にせずに、バンバン話しかけてくる。笑

人の懐に入るのが上手で、紗奈とも合いそうなタイプだな～なんて思いながら、ふと照史くんを見てみると。。

とてもキラキラした瞳で、紗奈を優しく見つめていた。

紗奈もすごく嬉しそうな顔をしていて、
すてきな2人だな～ってほっこりしていたけれど。

あれ？？？

「え？ていうかさ、いつから彼氏いたの？？私全然しらなかったじゃない！」

照史くんが元の場所に戻って行った後、紗奈に対して、ちょっと引っかかっていたことを聞いてみる。

『あぁ。伝えるの遅くなってごめんね？ちゃんと紹介しようと思ってたのに遅くなっちゃった。』

なんて可愛く言ってくる親友さん。

まぁ別にいいけどさ！！！
結果的にちゃんと紹介してくれたし！
照史くん良い人そうだし！！
早く教えてくれれば良かったのに、も～笑

なんて思いながらも。。。

でも。良かった。

なによりも、自分の1番大切な友達が幸せそうで嬉しかったから。