【暗殺教室】 暗殺教室出身2wink箱推しアイドル少女 【あんスタ】

1話 ページ2

葵ゆうた side



夢のまた夢だと思っていたのが、つい三日前。



なのに、一目惚れをしてしまったあの子が何故かウチの制服を着て、この学校の俺のクラスに居る。




まって、展開急すぎない？



｢話しは今言った通りだ。桃依にはお前らアイドル科のプロデュースを主にやってもらう。お前らよりかは芸能界での先輩だ。分からんことはコイツになんでも教えてもらえ〜｣



『えっと…自分なりに頑張るので…えっと…その…よろしくお願いします！！』



そう言うと、大袈裟に頭を勢いよく下げた彼女。


そりゃあもう首が外れるんじゃないかってくらいに。





｢それじゃあ席は葵の隣な｣



『はいっ！』




そう言った彼女は、迷うことなく俺の隣の席に座った。



『えーっと…よろしくね、葵ゆうたくん！』


｢え？｣





『あれ？違った…？？』


コテっと首を傾げる桃依さんに、慌てて否定の言葉を言う。



｢うっ、ううん！合ってるよ。それにしてもよく分かったね、俺ら双子でよく間違えられるのに…｣



『へっ！？〜…ぁー…えっとぉ〜そのぉ〜…マグレだよまぐれ！！…あっはは』




頭を掻きながら大袈裟に笑う桃依さん。


なんだ…当てずっぽうだったのか。





『んー…えっと、改めまして桃依Aです！仲良くしてねっゆうた君！』






そう言って桃依さんはふわりと笑って、手を差し伸べる。



俺はその手を握って




｢こちらこそよろしく｣

と、ニヤけそうな顔を抑えて返すので精一杯だった。

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