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244.  ページ8

日付が変わる頃にお開き

タクシーを2台呼んで、明日も朝から仕事のAを先に帰らせた


もう1台に男3人

流星を降ろし、次に近いのは俺。

「お疲れー」と手をふる淳太君を見送ってから部屋へ向う



結局、今日はずっと流星にA占領されとったから
全然一緒に居られへんかったな…



その時、Aから「家ついたよ♥」とメッセージ

もう付き合って半年以上経つのに、メッセージが届くだけで嬉しく なる俺

ハートがついてるから尚更嬉しい

単純な自分に笑いながら「俺も今ついた」と文字を打ちながら
エレベーターを待っていると

「裏口に来て」

とメッセージ

裏口…?
エレベーターの隣にある裏口のドアを開けると
Aがしゃがんで隠れていた



「おかえり!」

「ビックリした!えぇ?!何で居るん!?」

「会いに来ちゃった!」

とりあえず到着したエレベーターに2人で乗った



淳太君が「照史は明日、夕方からやから家で待っといたり?喜ぶで?」と助言してくれたんやとか



「私も明日の午前中はリモートだから…って、ダメだった…?」

「なんでやねん!ダメなわけないやん!めっちゃ嬉しい」



微笑む彼女を全力で抱きしめながら
今日は感じる事が出来ないと思っていた温もりと感触を堪能


そして


どこまでも「お兄ちゃん」な淳太君に心の中で感謝した

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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年11月28日 10時

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