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日付が変わる頃にお開き
タクシーを2台呼んで、明日も朝から仕事のAを先に帰らせた
もう1台に男3人
流星を降ろし、次に近いのは俺。
「お疲れー」と手をふる淳太君を見送ってから部屋へ向う
結局、今日はずっと流星にA占領されとったから
全然一緒に居られへんかったな…
その時、Aから「家ついたよ♥」とメッセージ
もう付き合って半年以上経つのに、メッセージが届くだけで嬉しく なる俺
ハートがついてるから尚更嬉しい
単純な自分に笑いながら「俺も今ついた」と文字を打ちながら
エレベーターを待っていると
「裏口に来て」
とメッセージ
裏口…?
エレベーターの隣にある裏口のドアを開けると
Aがしゃがんで隠れていた
「おかえり!」
「ビックリした!えぇ?!何で居るん!?」
「会いに来ちゃった!」
とりあえず到着したエレベーターに2人で乗った
淳太君が「照史は明日、夕方からやから家で待っといたり?喜ぶで?」と助言してくれたんやとか
「私も明日の午前中はリモートだから…って、ダメだった…?」
「なんでやねん!ダメなわけないやん!めっちゃ嬉しい」
微笑む彼女を全力で抱きしめながら
今日は感じる事が出来ないと思っていた温もりと感触を堪能
そして
どこまでも「お兄ちゃん」な淳太君に心の中で感謝した
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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年11月28日 10時