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269. 体調 ページ34

「あ、それAのやん」



翌日、Aの時計を付けていくと
楽屋で隣に座った淳太君が
すぐに気が付いた



「おん。ダイバー仕様もあるから
 ノーマルタイプで試してみたら?
 って言われたんやけど」

「…けど?」

「通知が凄いねん」



「見られても困らないから」って
借りたはええけど
仕事の連絡がひっきりなしに来る

専門用語が飛び交うから
俺には何もわからへん



メッセージ、メール、電話…
通知が止まらない



隣で覗き込んどった淳太君
「エグいな」と呟く

「確実に俺達より忙しいで」



口頭でも指示がくるんやろ?
どうやってこなしてんねん



そんな事を考えていると
「その時計持ってるって事は、色々聞いたん?」
と淳太君に聞かれる


「おん。聞いたで」



前に見た大量の薬
苦しそうなA
昨日のメッセージの事
そこから聞いた持病の話

「心配しすぎるなって念を押されたわ」

270.→←268.



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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年11月28日 10時

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