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263. ページ28

「上がったでー次どうぞー」

「はーい!行ってきまーす!」



俺と交代でお風呂に向かうA



リビングのドアが閉まった瞬間
近くで何か振動音がした

俺のスマホ…ちゃうな

Aのスマホは少し離れた
彼女の鞄の上に置いてあるのが見える



気の所為かと思った直後
再度振動音が

ソファのローテーブルから…?



そこにあったのは


お風呂に入るからと
彼女が外した時計だった



これ…スマートウォッチやったんか

画面で動く文字に目をやると



淳太酷い台風来とるけど、体調大丈夫なんか?



台風?

体調?

何の話や



その文字を見た瞬間
頭に過る大量の薬

苦しそうに咳き込む彼女



忘れてた訳ちゃうけど
あれからそんな素振りも見せなくて
中々切り出せなかった



やっぱり淳太くんは何か知っとる
彼女が隠してる事を



故意ではないけど見てしまったメッセージ



今日、聞こう
ちゃんと聞こう

見た事を謝らなアカンし

もっと彼女の事を知りたい



淳太くんみたいに
俺も彼女を守りたい

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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年11月28日 10時

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