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261. ページ25

リビングのドアをそっと開け中を覗くと
キッチンに立ち、背を向けている彼女



いたずら心が働いて
「ただいまぁ!」と大声で言いながら
ドアを開けると


わぁ!と声を上げ
持っていた菜箸を放り投げた



「ちょっと!照史くん!」
「アハハハハ!すまんすまん!」



ビックリした…と呟く彼女を後から抱きしめると、くるりと振り返って「おかえりなさい」と微笑んだ

「んぁーおかえりなさいとか幸せ過ぎる…」

「ご飯食べよっか!」

「ご飯より…A食べたい」

そう言いながらチュッと唇に触れると
「なぁに言ってるのw」とすり抜けた

残念w






「うまぁ…ホンマに旨い…ヤバ」

「良かった!」



一瞬で無くなった料理



2人並んで片付けをして
新しいグラスにお酒を作り直し
ケーキを並べる



間接照明に切り替え
ローソクに火を灯す



「照史くん、誕生日おめでと」

「ありがとう!」



ふぅと吹き消すと、薄暗い空間がいい感じ

彼女が「はい!プレゼントでーす!」と小さな紙袋を手渡してきた

挨拶→←260.



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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年11月28日 10時

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