太陽のようなあなた6 (ページ11)

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「そんな顔して『気のせい』って、俺に通用すると思うん？」

俺に変な気を使うな

距離を取られたような感覚になって

しんどいねん

「……照史くんは優しいんだよ、本当に。
　私に合わせてくれるから…色々我慢させちゃってる」

「Aも色々照史に合わせてるんやから、別に普通やろ」

俺から見たら、お前が合わせてる比重のが遥かに多いで
インドア派とは思えないレベルで動いてるやん

「私は…照史くんに笑ってて欲しいだけだよ」

「笑ってるで。毎日毎日、スマホ眺めてニヤニヤしとんで。
　要らんこと考えんと、素直に甘えとったらええねん」

「…そ…だね」

照史かて、お前に笑ってて欲しくて、楽しませたくて、色々考えとんねんで

そんで

何もわがまま言わへんAに
嫌われてへんかって
どっか離れていくんちゃうかって

ずっと不安がってんで

照史が伝えへんねやったら、俺からは言わへん

相変わらず、不器用なカップルや

「ねえちゃーん！こっちきてぇ！」
「うっさいねん流星！静かにタクシー待っとれ！」

俺とAの関係性を理解してる照史
連絡取ってないって知って、俺達が2人で話す時間を作ってくれてるんやろな

さすが相方