436.黄色side ページ14
10分程経った時
ドゴン!と扉に何かぶつかる音と共に
「お客様!大丈夫ですか?!」の声
「痛ぁーwすみませんw」
「…コケたなw」
流星と見合わせて笑う
姿は見えないのに
相変わらずアホでドジや
開いた扉から入ってきた彼女は
薄暗い室内でもわかる程に
額の一部が赤くて
「淳太くんも居たんだ!久しぶりだねぇ」
と笑う表情も声のトーンも
流星の言うとおり昔に戻ったようで
嬉しいはずなのに
とてつもなく寂しく感じた
黄「店のドア壊すなや」
あ「壊してないじゃん!相変わらず失礼なオバQ」
青「姉ちゃん、俺の横に座り?外見えるで」
あ「わぁ!凄い!高い!怖い!綺麗!」
黄「感想多いなw
今日は夜景より星がよぉ見えるで」
ホントだ!と
俺の正面で空を見上げる2人
あ「私もキラキラした星になりたい」
青「俺は産まれた時から星やで!ええやろ」
あ「いいなぁりゅせくん
キラキラしてるしカワイイ」
青「えへへ♥もっと言うて♥」
また距離感バカでイチャイチャしはじめたw
黄「おい、そろそろ食うもん選べや
今日、なんか食べたん?」
あ「昨日の夜から食べてないんだよ〜
お腹空いた…」
黄「はぁ?昨日からって何なん
ちゃんと食え言うてるやろ」
元々食が細いA
いつからか、更に食べなくなって
「面倒くさい」って
1日おにぎり1個とかの日もあったから
「ちゃんと食え」っていつも言っていた
あ「今日は検査だったから、昨日の夜から絶食だったの!
淳太くん、すぐ疑う…」
青「でも、姉ちゃん痩せすぎやで。
身長の割に軽すぎる。体重何キロなん」
あ「最近計ってないから分かんない」
青「もっと食って太らなアカンで
せや、照史の肉貰ったらええねんw
太りすぎやからw」
あ「照史は太ってない!今のままが一番格好いい」
青「あーあ、彼女がそんなんやから彼氏が太んねん
甘やかしたらアカンで
ちゃんと痩せろって言うたらな」
あ「痩せなくていいの!
これ以上かっこよくなったら困る」
青「困る?」
あ「カッコ良すぎて直視出来なくなる」
青「はぁ?何言うてんねんw
そう言えば、昨日も夜中にラーメン食うてたわ」
あ「お腹すいたなら仕方ないじゃん
夜中まで頑張ってるんだから
好きなものいっぱい食べて欲しい」
青「スタイリストが怒ってたんやけどなー
照史だけ去年の衣装が入らない!ってw
太りすぎやねん」
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作者名:向日葵 | 作成日時:2022年6月8日 10時