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翌日は別行動
Aは早朝から女子旅勢に
連れてかれた
「いってきまーす！」って
笑顔の彼女が嬉しかった
俺は、別枠の連れたちと
ダイビングとゴルフ
今日も知らん奴が数人居るけど
みんな友達みたいなもんやな
天気もええし
いい日になった
・
「今日は私が照史のバディだから」
「おぉよろしくな」
ウエットスーツに着替えて
準備してると
沙耶が声を掛けてきた
「Aちゃん、どう？」
「今日はアイツらと一緒に
パラセーリングとかしとるで」
「良かったー！元気になったんだ！」
「潜ったりはまだ無理やけどな」
「…そっか」
実は売れっ子女優の沙耶
お互い売れる前に沖縄で仲良くなって
集団でつるむ中に居る感じ
東京の家もそれなりに近いけど
沖縄でしか会わへん
「見て、これ」
「…カメラ？」
「海中の写真撮ろうとおもってさ
Aちゃんに見せてあげたくて」
「ええなぁ！
喜ぶわ、アイツ。ありがとな」
海中では写真撮りまくった
また一緒に
同じ景色を見れますようにって
願いも込めて
普段は逃げてく魚達が
今日は寄ってきてくれて
神秘的な写真が沢山撮れた
・
ダイビングから
そのままのメンツでゴルフへ
暑すぎず寒くもなく
絶好のゴルフ日和
紳士のスポーツなのに
さして上品ではないツレ達と
騒ぎつつホールを回った
そんな俺を撮り続ける沙耶
そんや沙耶を見て
みんなもスマホ取り出して
動画やらなんやら撮りながら回る
「照史のバンカーからの池ポチャ！
Aちゃんに見せてやろw」
「あ、ランチ2人前食べた動画もあるよ」
Aの状態を理解して
色々考えてくれるんは
ホンマにありがたいんやけど…
もっとええとこ撮れや！
・
「おつかれー！」
「Aちゃん久しぶり！」
「会いたかったよぉー♥」
「沙耶ちゃん！優愛ちゃん！
久しぶり！」
前と同じ飯屋で
A達と合流した
管轄が違う友達やけど
女子達は仲良い
「楽しかった？」
彼女の隣に座りながら問うと
「めちゃくちゃ楽しかった！」と
目をキラキラさせる
「ランチ、美味しかったよねー！」
「青の洞窟がさぁ…」
「ちょっと向こうで話そ！」
前回と同じく
俺の横から拐われた彼女
ダイビング側に居た女子も混ざって
女子勢で昼間の話で盛り上がっとる
朝と同じく
嬉しそうに笑う彼女の笑顔が
何よりも嬉しくてホッとした
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作者名：向日葵 | 作成日時：2022年2月22日 23時
