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布団の中で
腕枕をする俺の胸に
ギューっとしがみついた後
パッと離れ
真っ直ぐ俺の目を見ながら
「そいえば、お仕置きって何の？」
なんて呑気に聞いてきた
さっきの『物言いたげな表情』を真似しながら
「流星とイチャイチャしとった」
拗ねた声を敢えて出す
「りゅせくんと？
イチャイチャしてないよ」
出た
この人、何故か流星にだけ甘々
「ハグしてたやん」
「あれは甘えてるだけじゃん」
「Aから流星の匂いがした」
「しがみついて顔をスリスリしてくるからねぇ
かわい♪」
Aにとって流星は
ホンマに弟みたいな感覚なんやろな
俺にとっても流星は弟
アホで可愛くて、でも頭のいい自慢の弟
それでも
目の前でベタベタされたら
ええなぁって思ってまう
俺かて甘えたいのに
「Aは俺のやもん
流星のちゃう
いっつも流星とベタベタするやん」
年下モード全開で拗ねると
彼女は驚いたような笑顔になって
「お兄ちゃんが弟にヤキモチやいてる！
かわいい〜！」
「流星と手ぇつないだら俺もして
ハグしたら俺もして
チューはしたらアカン」
まだまだ体内に残るアルコールを使って
甘えん坊モード炸裂させた
「ハグすんな！とか
会うな！とは言わないんだw」
「言わへん
俺にもして」
クスクスと笑う彼女は
俺の耳元に唇を寄せ
「じゃ、今度は
照史くんの手ぇしばって
イイコトしよっか
目隠しと同じくらい…気持ちいいよ」
と色っぽい声で囁く
経験値では絶対かなわない
想像して体が熱くなる
人類、皆変態やなww
他愛もない話をしながら眠りにつく
キツく抱きしめた彼女からは
俺と同じシャンプーの匂い
こんな単純な事が
何よりも幸せや
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作者名：向日葵 | 作成日時：2022年2月22日 23時
