354.黄色Side ページ26
大寒波が来て雪景色の東京
あと数日で春と言われる季節が
来るはずなのに
とんでもなく寒い今日
またMAIL彦…いや照史が渋い顔をしとるw
原因は…俺の目の前の2人＋1
あ「やっぱりこれは製品版よね」
緑「分かる。買うて並べたい」
あ「あのステージさ、難しくない？」
緑「ムズいムズい！訳わからん
途中で出てくるアイツ！」
あ「強すぎるよね、アレ
カジュアルでプレイしても
あの部分だけハード」
緑「わっかるww
マップも複雑やから覚えられへん」
あ「あの途中のガラス割ると
エンドが変わるんだよね」
緑「そうなん！？マジで？！」
「姉ちゃん取られた」と
俺の横で唇を尖らせる流星
Aの隣に居れど
話に全く入れず
苦笑いをしながら
俺の正面で酒を煽る照史
なんやこれw
・
・
遡ること数時間前
楽屋に置いてあったゲームソフト
珍しく照史が手にとって眺めとる
橙「これ、神ちゃんの？」
緑「せやねん！予約してたのが
やっと発売されてん！」
橙「そうなんや。彼女の家もあったわ」
緑「え？！照史の彼女、ゲームするん？！
しかもこんなコアなゲーム！」
Aは結構ゲームが好き
俺には分からんジャンルやし
照史はゲーム一切せぇへんから
俺達の前でゲームの話はしない
橙「よぉ知らんけど喜んでたで？
これ好きで全部持っとるって」
緑「マジで？！会いたい会いたい！
このシリーズ好きな人
俺の周りに居らんねん！喋りたい！」
ってAに聞いたら
神ちゃんと同じ反応
その日の夜
いつもの飲み屋で
いつより大きいテーブル
俺、流星、神ちゃん
照史、A
で飲み始めてんけど
瞬時にコアな話を始める2人
神ちゃんはAの隣に移動して
俺達には全くわからん話しで
楽しそうに盛り上がってる
挙げ句
動画サイトで何か見始めた
拗ねて酒を煽った流星が
神ちゃんにうざ絡みし始めた
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作者名：向日葵 | 作成日時：2022年2月22日 23時
