321.※ あなたSide ページ36
「少しでもしんどくなったら言うてや」
薄暗い寝室の広いベッドの上
彼の匂いで包まれる
この寝室が好き
髪、額、鼻、頬、唇…
1つ1つのパーツにキスを落とす
耳から首筋に降りて彼の髪があたる
「ﾝﾌﾌﾌ…くすぐったい」
そう笑うと
首筋に舌を当て舐め上げた
「ﾝｯ…」
「ちょっと我慢してな…？
確かめてんねん
ちゃんと無事やって…」
不安を纏った
色気が溢れる上目遣いの表情
一度感じた不安を拭うには
それ相応の時間がかかる
私も、昨日の不安からは抜け出せていない
1人で居るのが怖くて
照史くんの温もりが欲しくて
きっと、照史くんも同じ
病気に慣れていないぶん
衝撃は大きかったかもな
「ん…分かってる。ゴメンね…」
ふと出た謝罪に
彼は私を見下ろしながら
「謝ったらアカン
Aは悪ない」
そう言って深くキスをする
膨らみを手で包みながら
甘く落ちてくるキスに
溶けてしまう
彼の唇が膨らみに移る
お腹、腕、指の1つ1つにも
キスが落ちていく
時々、チクリと走る軽い痛みは
私の願いを叶えてくれてるんだろう
その痛みを感じる度に
嬉しくて泣きそうになった
胸の尖りを口に含んだと同時に
フトモモを撫でていた彼の手が
足の間に割って入り
潤いを撫でる
いつもなら茶化した声が聞こえて来るけど
今日の彼は
とても真剣に私を抱いてる
言葉の通り
確かめているんだろう
グイッと足を広げられ
内ももに彼の髪が触れる
「あ…きと…？ﾝｯ！」
足の付根に何度も走る痛み
同じタイミングで差し込まれた指が
イイトコロを刺激して
声が止まらない
その時
「ﾝｱ！…ｯ…ｱ…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ！」
一番敏感な所をチュッと吸い上げられて
絶頂を迎える
抜いた指を舐めながら
呼吸が荒れた私の様子を少し見ると
再び足のパーツにキスを始める彼
足先までキスが終わると
私の足の間に座り直し
「愛してるからな…ホンマに」
と真剣な表情で言うと
私の中に入り
いつもより優しく動き始めた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 70人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：向日葵 | 作成日時：2022年1月28日 13時
