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「おぉ！照史！」
店に入ると友達が座敷で宴会しとった
Aが会うた事ない奴ら
男女入り混じって10人位
パッと見、芸能人も一般人も
入り混じっとる
俺の知らん人も居るけど
そうやって「友達の友達」って輪が広がっていくって楽しいんよな
「沖縄おったん？！」
「おん！ダイビングしよってん！
バリ偶然やん」
「え！その子、噂の彼女？！」
「マジで綺麗な子じゃん」
「はじめまして！沙耶です！」
「俺も俺も！はじめまして拓馬です！」
「私は優愛♥」
俺も私もって
お調子者達がAに群がる
少し困った顔をしながらも
「はじめまして！Aです！」と笑った
「こっちで一緒に飲もうや！」と言う声に
彼女に確認すると
「大勢の方が楽しいから」とOK
人見知りのAが少し緊張してるから
「俺の隣におりや」と声を掛ける
最初こそ自己紹介や
美味しい料理紹介的な普通の感じやったのに
いつの間にか酔っ払ってる奴らに乗せられて
Aがガンガン飲んでる
明らかに寝不足な上に
昼間はダイビングして疲れてるのに
こんな飲み方して…
「おい、無茶な飲み方すんな」
「してないよぉ〜！
みんなたのしいもん！」
もうアカンやん
「もう飲むなや」
「照史うるさぁい！
Aちゃんと楽しく飲んでるのに
邪魔するな！」
女子勢が俺の隣からAを攫っていく
隣をキープしてたのに
一番遠くのテーブルまで連れてかれた
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作者名：向日葵 | 作成日時：2022年1月28日 13時
