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282.橙Side 少し変更 ページ1
Aは、きっと覚えてへんねやろな
まだ俺らが出会ったばかりの頃
淳太くんの彼女やと思ってた頃
この日は、俺が来る前から飲んでた2人
この頃から２人はめっちゃ仲良くて
信頼しあってるのが伝わった
Aは弱いくせに
仕事の文句言いながらガブガブ飲んどったから
合流した時にはもう泥酔状態やった
3人で飲んでた店のテレビに写った
結婚式のCMを見て
「ドレス着てみたいなぁ」とボヤいた
「結婚に興味ないんちゃうんか」
「ないよぉ？ないない…
でもドレスだけきてみたいなぁ…
わたしも…キラキラしたい…」
「お前が着ても無理やでw
美人なモデルさんが着とるから
キラキラしとんねん」
「ばーか！じゅんたくんキライ！」
彼女に冷たい事言うなぁって
ぼんやり見とったあの頃
この直後に確認したら
付き合ってない。それは無い。
って双方から真顔で否定されたんやけどw
Aのウェディングドレス姿
絶対綺麗やろな
見たい
願わくば…俺の隣で
…
…
…せや
いい事思いついた
本当の結婚云々はともかく
着せたる事は出来るかも知らん
「照史くん？お店付いたよ？」
「お、ホンマや」
「何食べる？？美味しそう♥」
ディスプレイ見ながらニコニコする彼女
東京戻ったら馴染みのスタッフに
相談してみるか
「私、チャンプルー食べる！」
「俺はソーキそばやな。よっしゃ、入ろか」
楽しみな未来の予定が見えて
終わりに差し掛かって物悲しかった旅行も
全力で楽しめそうや
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作者名：向日葵 | 作成日時：2022年1月28日 13時
