今日:6 hit、昨日:19 hit、合計:12,662 hit
小|中|大
177. ページ41
「せや、忘れとった」
「ん?」
「ゴメン、仕事入ってもおた」
元々夕方から仕事なのは話してたけど
昼に少しだけ仕事が入った
照史とは言わず
メンバーが体調不良で
代わりに行くことになったと伝えると
「39℃?!うわぁ…辛いね」と
心配そうな顔をする
流行りのやつじゃないといいねと
パンを口に運んだ
「私みたいな産まれながらのモブキャラはさ
代わりなんていくらでもいるのよ」
「何言うてんねん」
「だから、淳太くん達みたいに
『この人じゃないと駄目!』みたいな
仕事してる人って本当に尊敬する」
「……俺らやって次は居るで
気ぃ抜いたら一瞬や」
「そんな訳ない
淳太君は唯一無二
でも、代わりが居ないって大変だね」
「………せやな」
唯一無二
言い切るところも変わってない
「お前の代わりも居らへんで
どこにもな」
「んふふふ」
「何がオモロイねん」
少し強めに言うと
「………ありがと。嬉しい」
そう恥ずかしそうに笑った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
65人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:向日葵 | 作成日時:2023年2月10日 22時