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「あぶな！」
後ろから流星が手を伸ばしたけど
間に合わず
照史の目の前にぺたりと座り込んだ
「何してんねん！」と隣にしゃがむと
「立てなかった、失敗w」と笑いながら
視線を上げて「照史」と呼んだ
膝の上に置かれた
キツく握った照史の手を
人差し指1本でそっと撫でると
「泣かないで
来てくれてありがと
嬉しかった
また幸せ貰っちゃった♪
ありがと」とニコニコ笑った
「Aも………ありがとう」
「ん？何がぁ？私、何もしてないよ笑」と言って
隣にしゃがむ流星に
「入口まで運んで？お見送りする」とおねだり
入口から戻れなかったらどうすんねんと
俺と流星から突っ込まれて
しぶしぶベッドの上で見送るA
「またねぇ！」と笑う姿を見て
元気で嬉しい気持ちが8割と
何となく違和感が2割
まだ泣いてる照史に肩をガン！って組んで
茶化しながら歩く流星
うるさいやめろ
ええやんけ別にと騒ぐ2人の声を
背後に聞きながら歩いていると
前から歩いてきた先生が俺達に気付き
笑って手を上げた
「Aちゃん、元気になったでしょ」
「はい、以前みたいな空気になりました
酸素も外れたんですね」
「そう！すごいよねぇ
びっくりしちゃった」
「点滴外れたら、また退院出来ますよね？」
「…うん……そう…だね………
って桐山さん！」
下を向いて泣いていた照史に気付き
近くに寄った
橙「お久しぶりです」
先「来てくれたんですね、
Aちゃん、喜んだでしょう」
橙「はい」
先「ずっとあなたに会いたがってました
年末のコンサート？で
目が合った、凄く楽しそうだったって
嬉しそうにしてたよ」
とても嬉しそうに話す先生に
気圧されるように苦笑いをしている照史
先「素敵な人が居るみたいだから
Aちゃんに会いに来ることは
もう二度と無いのかと思ってたから
………よかった
ありがとうございます
きっとあの子の糧になる」
深く頭を下げると
ではまた、と手を上げて彼女の部屋へ向かった
照史は複雑な表情をして
タイプの違う涙を流すから
背中を撫でたると
一度手を離していた流星が
柔らかく肩を組みなおして出口へ向かった
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向日葵(プロフ) - 凛さん» とてつもなく温かいコメントありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ｳﾜｧﾝ！確実に私よりご多忙な凛さん💦まだまだお話は続きます。お互い、無理せず緩く明日もいきましょう！ (2023年5月2日 1時) (
レス) @page43 id: b832f9ec57 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 紫担です。今日も１日お疲れ様でした。土日祝日関係なしで働きます。毎日訪れるこの場所が私のモチベを高めてくれています。読みごたえたっぷり長編大好きです。怒濤の更新ありがとうございます。向日葵さん自分を労って甘やかして心身ともに大切にしてくださいね。 (2023年5月2日 1時) (レス) @page43 id: 135c64bac7 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - keiさん» 世間は9連休らしいですよ、keiさん。どこの世界線？とキョロキョロしても、私のカレンダーにはそんな連休ありません！ﾅｶｰﾏ( ´∀｀)人(´∀｀ )いつも訪問、コメントありがとうございます！嬉しいです♪ (2023年5月2日 1時) (レス) @page30 id: b832f9ec57 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - こんばんは。連休何それ美味しいの？派です。なのでホントに寝る前の癒しです。仕事頑張れます。更新ありがとうございます。 (2023年5月2日 0時) (レス) @page43 id: a6dd3c2537 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 楓さん» コメントありがとうございます！どんどん長くなって最初の設定とか忘れかけてます（笑）緑さんはあまり出てこないけど、まだもう少し続くのでよろしくお願いします☺️ (2023年4月28日 8時) (レス) id: b832f9ec57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 | 作成日時：2023年4月20日 10時
