私の兄はワタナベマホト

マホトside ページ5

いきなりきたline。


誰かと思えば、

【めん】

と画面に表示される。


トーク画面をひらくと



めん
{まほっちゃんー 今からそらちぃと家行くね


来ていいよなんてまだ誰も言ってない。
だけどめんは昔からこういうやつ。

決めた事は勝手にスイスイ決まっていく。


いいんだけどね、別に。


めんとそらちぃが来るのは今日が初めてじゃない


来てもいいんだけど、さ、



いつもはAがいない時間に２人が来てた。


A、可愛いから奪われそうで怖いんだよな


まだお兄ちゃんのモノ、なんて言ってたいよ



でももう２人くるしなー…

断ることもできる程重いことでもないし


だけどさぁ、その、嫌じゃんやっぱ



あああーーーーーー


心の中で叫ぶ。


ま｢あ、｣


やばいやばい いいこと思いついた。


あ｢なに どした｣

ま｢え、声出てた！？｣

あ｢地味に大きかったよ、声｣


自然に言葉がでてた、

だってさ、いいこと思いついたんだもん

声くらいでるよ。


そのいいこととは、



Aを自分の部屋にいてもらう！！！！


ただこんな単純な事なのになんで思いつかなかったのか 自分でも不思議に思う。


でも今はどうこうしてる場合じゃない。

まずAを自分の部屋に行かせる。


よし、

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