私の兄はワタナベマホト

あなたside ページ22

寒い寒い寒い。とにかく寒い。


マフラー返して欲しい←

でも自分よりマホトの方が大切だし
風邪ひいて欲しくないし
もう家つくし！

寒いなんて今言ったらマホト
マフラー返してくれるだろうし
コンビニにわざわざ寄ってくれたりなんて
絶対ある。

だから言わない


ま｢A寒そ、｣

あ｢全然、笑｣

ま｢嘘つくな、耳赤いし顔赤いしさ
なんかぼーっとしてねぇ？｣

マホトのやって優しい気遣い。
ちゃんと見てくれてるんだって、安心する

確かにさっきからぼーっとする。
寒いからか頭痛もひどい。

あ｢ま、ぁ、｣

笑ってごまかす。

ま｢ほんとに、、。心配させんなよ｣

優しく笑って 私が貸したマフラーを外し、
私のもとへ戻し綺麗に巻いてくれた。


あ｢ごめんね、｣

ま｢なんで謝るんだよ 早く帰ろーぜ｣

柔らかく笑って私の手に手をあわせ
ぎゅっと握りしめてくれた。

あ｢なんでそんなにあったかいの？｣

こんなに寒いのに、私の手は真っ赤になって
凍るように冷たいのに
マホトの手はあったかい。


ま｢へへ、カイロ｣

可愛く笑いカイロをポケットから出す。

そして繋いでいた手の間にカイロを挟む


あ｢んふふ、ありがと｣

笑ってお礼を言う

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