私の兄はワタナベマホト

あなたside ページ12

ま｢ねー、なんの話？｣

興味津々にマホトが聞いてくる。


あ｢なんだっていいじゃん｣


適当に返事をする


ま｢…んだよそれ…｣


ほらすぐ拗ねる。


あ｢わかったよ言うよ
この方がマホトの彼女って勘違いしたの｣

と言ってはじめしゃちょーとやらを
指さす。


は｢わ、指ささなくてもいいじゃん！
俺らもう友達じゃん はじめでいいよ｣

苦笑いなのか愛想笑いなのか
よくわからない中途半端な笑みを見せてきた

あ｢じゃあはじめで｣


にっこり笑った。


そ｢えー！なんか俺さっきから話に入ってないよ！！俺らも友達！ そらでいーよ！｣

いきなり入ってきたから
すこしびっくりした。
だけどいつもの平常心にもどって

あ｢わかった！そらね｣

と
はじめに向けた同じような笑顔で対応する。




ま｢…あのさーーーーー。｣



いきなりのいつもと違う低いトーンのマホト
怒ってる時はいつもこの声。

気をさわらないように
あ｢ん？どしたのー｣

と優しい声で尋ねる。




ま｢一番会話にはいってないの俺なんですけど。｣

なんだそんなことか


あ｢あー、ごめんね？｣

ま｢もうー。ばか｣


なぜ拗ねるのかがよくわからない。

あ｢はいはいばかですよー｣


といって優しい笑顔で対応した。

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