奇病。【TWICE】

Second story〜JEONGYEON〜 ページ5

朝、いつものように起きると、全身が痛かった。

特に背中の痛みが強く、動くこともままならなかった。

今日は大切な日なのに……

今日は私の好きな人、Aの試合の応援。

Aはバスケ部でキャプテン兼エースを務めている。

背が高くて、シュートはほとんど外したことがないらしい。

足も速いので、相手選手を追い抜いて行く姿が目立つ。

そんな姿が好きで、かっこよくて、憧れでもあった。

私もバスケをやっていた。今も、一応続けているけど、弱小部活なのであまり練習がない。

だから予定がない休日は、こうして男子バスケ部の試合へ足を運んでいる。

マネージャーにはならなかった。

他の女子の目が怖くて、少し嫌がらせを受けたからだ。

だから、試合を見に来るだけで満足している。

今日も見に行こうと思ったが、体の痛みが強すぎて動けない。

ジョ(痛い……)

私はお母さんを呼んで、車で病院に連れて行ってもらったけど、結局原因は分からず、1日中寝たきりだった。

試合が見に行けなかったのが残念だった。

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