奇病。【TWICE】

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貴「ジヒョに恋人がいたなんて……誰なの？」

ジヒ「いないよ？」

貴「嘘だろ。その病気を発症するのは恋人がいる時だけだもん。好きな人がいるんでしょ？」

ジヒ「……実はね。」

貴「言ってくれる？俺もジヒョの病気が早く治って欲しいし、協力したいから。」

ジヒ「Aのことが好きなんだ。」

貴「ほんと？」

ジヒ「本当。」

貴「……」

Aは口ごもった。Aには、彼女がいる。

貴「……ごめん。ジヒョとは付き合えない。」

その瞬間、私の目から大粒の涙が溢れた。

無理矢理笑顔を作って、こう言った。

ジヒ「うん。分かってたよ。私、もうそろそろいなくなると思う。今までありがとう、楽しかったよ。もう悔やむことなんてない。バイバイ、A。大好きだった。」

貴「……待って！」

Aの声を無視して私は病院へと戻った。


病院の屋上についた。

ここから居なくなろう。

ありがとう。

大好きだったよ。A。

頑張ってね。

私は、飛び立った。

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