もっと。【BTS】 (ページ9)

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FIRST～Part6～ページ9

放課後になり、真っ先に家に向かう。

今日は塾があるので早く帰らなくては行けない。

私は歩く速度をはやめた。

もうその頃にはすっかりナムジュニのことは頭になかった。

しかし、これから恐ろしいことが起こるなんて予想もしなかった。

先生「はい、じゃあ今日はここまで！宿題ちゃんとやってきてね。解散！」

塾の授業が終わり、帰る準備をする。

時刻は午後10時前。早く帰らないとお母さんに口うるさく注意される。

私はイヤホンをつけ、いつもの道から帰る。

お気に入りの音楽を聴いて、気分も上がってきた。

すると、背後に何かがいるような感じがする。

間違いない、絶対に誰かいる。

確信をしたので早足で歩く。

少し怖い。最近、不審者の話も耳にした。

思い切ってパッと後ろを振り返ってみるも、電信柱があるだけだ。

気にしても無駄だ。

私はそのまま歩き続けた。

貴「……それでね、すごく怖かった。」

RM「大変だったね。大丈夫？」

貴「明日も続くようだったらどうしよう……」

RM「相手が執拗に付いてくるようだったら怖いね。」

貴「うん、少し心配……」

RM「何かあったら言って。じゃあね。」

貴「うん、ありがとう。じゃあね。」

電話を切る。

ナムジュニに話を聞いてもらった。

ナムジュニは冷静に考え、的確なアドバイスをくれる。

さすが頭がいいだけある。

少し心が軽くなった。ナムジュニはいつでもこうやって、困ったことがあれば相談に乗ってくれる。

やっぱり、自慢の彼氏だ。

そう思って、眠りについた。